都心に乗り入れる最後の通勤鉄道「つくばエクスプレス」開業。

2005/08/24 11:33 Written by コ○助

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3月に「ダイビルコンベンションセンター」がオープン、来春には「UDX ITセンタービル」(2つを合わせて「秋葉原クロスフィールド」)がオープンし、IT先進都市として生まれ変わる東京・秋葉原。ほかにも9月完成の高層マンション「TOKYO TIMES TOWER」やヨドバシカメラの「マルチメディアAKIBA」がオープン、今後も19階建ての「オリックス秋葉原ビル」や31階建ての「富士ソフトABC秋葉原ビル」、交通博物館跡や万世橋警察署跡、東京都住宅供給公社の住宅跡への商業施設の建設などなど、秋葉原の街には急速な変化が訪れているなりよね。

そんな変化の象徴的な存在が24日に開業した「つくばエクスプレス」。東京、千葉、埼玉、茨城の一都三県をまたぎ、東京・秋葉原と茨城・つくば間の58.3キロを最速45分で結ぶ新しい鉄道なり。「つくばエクスプレス」以降は、各地と都心を繋ぐ鉄道の建設予定が無いことから、「都心に乗り入れる最後の通勤鉄道」と言われているなりね。ちなみに、秋葉原を始発とする鉄道は「つくばエクスプレス」が初めてで、秋葉原は今後、ターミナル駅としての役割を担うことになるなり。

「つくばエクスプレス」は筑波研究学園都市や東京大学柏キャンパスと都心を繋ぐ路線のため、「IT・科学路線」として人材交流の活発化が期待されているなりが、「つくばエクスプレス」で使われている車両も「IT・科学路線」の名に恥じない新しい試みが随所に見られるなりよ。ほかの鉄道には無い特徴を兼ね備えているなりね。

例えば、最高130キロの高速運転をする「つくばエクスプレス」の車内でも快適にインターネットを利用できるよう無線LANを導入。130キロもの速度になると、ウィルコムの「Air H"」あたりだと通信が苦しくなってしまうので、無線LANで快適にネットに繋ぐことができるのは嬉しいなりよね。この無線LANは地下区間でも問題なく利用することができるというなり。加えて、8月24日からはつくば駅や秋葉原駅を含む9駅で、11月には全20駅の構内でも無線LANが使えるようになるなりよ(※当面は試験サービスのため、参加者を300名程度に限定)。まさに「IT・科学路線」なり。

また、ATO(自動列車運転装置)が搭載されており、発車から停車までの間は自動で運転してくれるシステムを搭載。そのため、「つくばエクスプレス」は基本的にはワンマン運転となるなりね。そして最近は珍しいものでは無くなってきたなりが、全駅のホームには防護柵が設置され、車両とホームのドアが連動して開閉するタイプの安全策も施されているなりよ。

秋葉原〜つくば間の運賃が1,150円と決して安くはないことが批判されることもあるなりが、これまで主にこの区間で利用されてきた高速バスの料金に比べれば安くなっていることからも、地域住民の利便性が向上することは間違いなし。「つくばエクスプレス」の開業による茨城方面への商圏の拡大と、秋葉原の進化に期待なりね。

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