「PSP」システムソフト開発者が語る機能拡張の展望。

2005/08/23 21:15 Written by コ○助

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7月にインターネットブラウザの提供、及び標準搭載されるようになり、動画ダウンロードサービス「Portable TV」も離陸した「PSP」。まだまだ利用者が少ないとはいえ、携帯ゲーム機の枠組みを超えた新たな展開を見せ始めているなりよね。ただ、ブラウザで出来ることは無線LANを介して通常のホームページ閲覧と「Portable TV」のコンテンツダウンロード程度と、それほど「『PSP』だからこそ」という機能までは提供されていないのが実情なり。

今後、「PSP」のブラウザはどのように進化していくのか、また、ほかのゲーム以外のソフトウェアの部分はどのように展開していくのかなどについて、システムソフトウェアの開発を担当しているソニー・コンピュータエンタテインメント ソフトウェア・プラットフォーム開発本部の本部長、川西泉氏がITmediaのインタビューに答えているなりよ。

「ユーザーの声として『ブラウザが動いたらいいよね』というものがかなり聞こえてきましたので、やってみようということになりました」
「(ゲームとブラウザ機能の連携によって)新マップなどのデータのダウンロードなども可能になります。UMDで提供されるゲームには、ブラウザ機能を呼び出してネットに接続、といったようなイメージで使われることになります」
「(FTPやメール機能も)搭載できるものは極力搭載していきたいと考えています」
「USBの周辺機器については、すでにいくつか考えているものがあります。今はまだ具体的にはお伝えできませんが、近いうちにご紹介できるようになるでしょう。キーボードやマウスに関しては、ブラウザ機能を搭載したことで期待されているようですので、検討させていただいております」

携帯ゲーム機というベースを考えれば、最も期待されるのはゲームとブラウザ(ネット)の連携の部分。これに関しては当然検討が進められているようで、ネットワークゲームのような大がかりなネットを使ったゲーム、とまでは行かなくとも、ブラウザを介してゲームの最新データをダウンロードさせるような仕組みは順次提供されるようなりよ。ロールプレイングゲームの新しいマップや、シミュレーションゲームの追加シナリオや人物などの最新データの提供など、スタンドアローンのゲームには無かった奥行きが広がるのは、ユーザーにとっては嬉しい進化と言えそうなり。

また、ブラウザをさらに活用するために、「PSP」向けのキーボードやマウスの開発も検討されているというなり。PDA向けに数多く発売されている折りたたみ式のキーボードやミニキーボードのような周辺機器が用意されれば、それこそもっと多くのユーザーが「PSP」のネット接続機能を活かすことになるのは確実。これは期待したいなりね。

「PSP」の機能拡張はブラウザを搭載したところで終わりなわけではなく、今後もさまざまなサプライズが用意されているようなりよ。どのような展開を見せてくれるのか楽しみなりね。

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