サイゼリヤ、「100円ハンバーガー」1号店を24日オープン。

2005/08/23 15:53 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「低価格イタリアン」を売り物に、全国1,000店舗を目指して積極的な出店攻勢をかけているサイゼリヤ。コ○助も近所に何店舗かあるので、周囲の飲食店が閉まってしまう夜中や日曜日に利用することがあるなりが、高望みさえしなければ、価格と味、量のバランスは決して悪くないなりよね。レギュラーサイズのスパゲティが299円(ペペロンチーノ)から、米料理も299円(ミラノ風ドリア)から、肉料理が399円(ハンバーグステーキ)という価格設定は、やはり驚嘆すべきものなり。

そんなサイゼリヤが、マクドナルドを筆頭にロッテリア、モスバーガー、ファーストキッチン、フレッシュネスバーガー、ウェンディーズ、ベッカーズなどの競合ひしめくハンバーガーチェーンに参入することが明らかになったのは今年1月のこと。正確には、1月の時点では商品の販売テストを行うためのプロジェクトチームを発足させた段階で、まだ具体的な事業プランまでは煮詰まっていなかったようなりが、7月には正式にファストフードへの参入を表明していたなりね。初報の1月のタイミングでNarinari.comでもこの話題を取り上げていたので、どのような内容だったのかを確認しておくことにするなり。

・マクドナルドよりも2〜3割ほど安い価格でハンバーガーを提供。
・ハンバーガー参入のためオーストラリアに牛肉やソースの加工工場を開設。
・ファストフードでも1,000店以上の店舗網を目指す。
・今夏までに1号店をオープン。

これまでもサイゼリヤは食材を調達するための自社工場を持っていたなりが、新たにハンバーガーのための工場をオーストラリアに開設するなど、その本気度が伝わってくる報道内容だったなりよ。そして「1,000店以上の店舗網」の目標からも、巨大なチェーン店に育て上げようという気概が感じられたなりね。

そして夏を迎えたわけなりが、ようやくそのハンバーガーチェーンの1号店が、東京・十条(東京都北区)にオープンすることになったなりよ。店名は「イート・ラン」。年内に3店舗を出店する計画で、実証実験の様子を見ながら、店舗を拡大していくというなり。気になるのは、どのようなメニューが提供されるのかなりよね(笑)。参考までに一部メニューを紹介しておくと。

・ハンバーガー 100円
・小エビサラダサンド 200円
・チキンタコス 150円
・小エビタコス 150円
・ミートタコス 150円
・チキンのサラダ 200円
・ほかにドリンクやフライドポテトなども用意。

ハンバーガーは3種類からのスタートで、ほかにサンドやタコスも提供されるなりね。タコスが食べられるファストフードというとケント・ギルバートが日本に持ち込んだ「タコタイム」があったなりが、あれはそこそこ美味しかったのに、疾風のように消えていったなりね(※)。まあ20年も前の話なので、まだタコスがそれほど一般的とは言い難かったし、ちょっと時代が早過ぎたのかも。当時に比べれば食文化が多様化している現在なら、タコスが消費者に受け入れられる可能性は高いなりよね。150円という価格も悪くないなり。

ゼロから立ち上げて1,000店舗を目指すまでには相当な時間を要するなりが、やるからにはマクドナルドに対抗できるだけの力を持ったチェーンに育って欲しいもの。この価格では、いきなり都心への出店は厳しいかもしれないなりが、1年後には「イート・ラン」の店名が一般的になっていることに期待したいものなり。

(※)タコタイムはアメリカで350店舗、カナダで200店舗を展開しているメキシカンファストフードショップ。1987年にケント・ギルバートが日本法人を設立し、渋谷や六本木などに出店していたなりが、タコスブームを起こすことができずに撤退……したはずだったなりが、現在も東京の二子玉川と南千住に店舗があることを確認したなり。ただし、ケント・ギルバートはすでに経営にはタッチしていない模様なり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.