スクウェア・エニックス、タイトーの買収を発表。

2005/08/22 18:52 Written by コ○助

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ナムコとバンダイが9月に、トミーとタカラが来春にも経営統合するなど、業界再編の大波が到来しているゲーム・玩具業界なりが、さらにもう一つ、大きな波が訪れたなりよ。「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」でおなじみのスクウェア・エニックスが、老舗大手のタイトーの買収を発表したなりね。8月23日から9月21日までを期間に、タイトーの67.0%に相当する24万7,900株以上を株式公開買い付け(TOB)で取得する予定で、最終的には100%の株式を取得し、完全子会社化する予定だというなり。

株式公開買い付けと聞くと、春先に世間を賑わせたニッポン放送株をめぐるライブドアの敵対的買収が頭をよぎるなりが、今回のスクウェア・エニックスのタイトー買収に関しては、現在タイトーの約36%の株式を保有する筆頭株主の京セラも賛同しており、概ね友好的に進められるなりね。タイトーは「両社は同じゲーム・アミューズメント業界にありながら、主力事業やゲームソフトのジャンルでは重複が少なく、相互補完関係にあり、シナジー効果を最大限発揮できるパートナーシップ」(ITmedia)と、歓迎の意向を示しているなりよ。

参考までに、両社のこれまでの代表作品をいくつか挙げておくと。

[スクウェア・エニックス]
「ドラゴンクエスト」シリーズ、「ファイナルファンタジー」シリーズ、「キングダムハーツ」シリーズ、「サガ」シリーズ、「クロノ」シリーズ、「半熟英雄」シリーズ、「ドラッグオンドラグーン」ほか

[タイトー]
「スペースインベーダー」、「アルカノイド」、「パズルボブル」、「電車でGO!」シリーズ、「バトルギア」シリーズ、「ゾイドインフィニティ」ほか

タイトーのコメントにあるように、家庭用ゲーム機のロールプレイングゲームに強いスクウェア・エニックスと、パズルゲームやアーケードゲームに強いタイトーは重複するジャンルが少ないなりね。共にファミコンの初期の頃からユーザーに支持を受けているメーカー同士だけに、豊富な資産を活かしながら、新しい展開が期待できそうなりよ。

スクウェア・エニックスはタイトーの買収だけでなく、今後は積極的に提携や買収をしていく意向を明らかにしているだけに、今後、さらなる業界再編の動きが出てくるかもしれないなりね。もちろん、スクウェア・エニックス以外のメーカーの動きにも注目しておきたいところなり。

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