「メゾン・ド・ヒミコ」、アメリカ進出の可能性は?

2005/08/14 08:47 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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今月末から、劇場シネマライズ他で上映されることになっている「メゾン・ド・ヒミコ」。予告編をちらっと覗いてみましたが、音楽も映像も素敵だし、なんだか感動的なお話っぽいじゃないですか。

そういえばこの映画、柴咲コウが太い眉毛にそばかすを描き、いわゆる「メークダウン」で役柄に挑む……ということでも話題になっていますね。しかしメークダウンって一体どういう単語なんだ(笑)。思わず気になって検索してみたら、今回の柴咲嬢のようにワザと可愛くないメークをすることの他に、自分で良かれと思ってした化粧が、他人から見たら見事失敗しちゃった時でもこの言葉を使うらしいです(笑)。何はともあれいろんな造語が登場するもんだなぁと。

ところでこの「メゾン・ド・ヒミコ」、自分なりにアメリカ進出の予測をしてみたのです。単にアメリカに住むウォール真木が、地元の劇場でこの映画を観たいってだけの理由で、ですが(笑)。日本映画や日本人俳優の活躍がめまぐるしい最近のハリウッド映画界。日本でヒットした作品を米映画界が目聡くチェックしているのは想像に難くありません。「ゲイの老い」やその家族との関わりを描いた異色なテーマながら感動的なストーリーの「メゾン・ド・ヒミコ」は、日本でのヒット間違いなしと前提して、果たしてどう作品は海を越えても評判になるでしょうか?

シナリオとしては、まず「座頭市」のように、作品がそのままアメリカで上映される。そしてもうひとつは、「Shall we ダンス?」のようにハリウッド版としてリメークされる。このふたつのどちらも、ウォール真木は十分ありえるような気がするのです。ゲイの話題というと、まだまだ保守的な土地ではタブー視する風潮が根強い米国ですが、過去にもロビン・ウィリアムスとネイサン・レインがカップルを好演したコメディ「バード・ケイジ」(1996年)や、TVドラマの「ウィル & グレイス」(主人公のウィルを含めゲイのキャラが登場する)など、ヒットした作品も多いのが事実。

それに加えて、最近のハリウッド映画は一時の人気が薄れてしまい、ドキュメンタリーを代表とする「変化球」に人気を奪われています。さらに先に公開された「皇帝ペンギン」の様に、家族愛といったようなシンプルだけど感動的なテーマが、最近のアメリカ人には受けている感も。

これだけ並べてみても「メゾン・ド・ヒミコ」には、米国進出の可能性が高いと思いませんか? 少なくともウォール真木はコ○助相手に何かを賭けてみても良い気分です(笑)。

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