阪神の球団社長が「星野氏、巨人監督」を否定。

2005/08/12 07:31 Written by コ○助

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たびたび週刊誌や夕刊紙で取り沙汰され、ついに11日付けの日刊スポーツまでも報じていた阪神の星野仙一SDの来季巨人監督就任の話題。まだまだ憶測の域を出ない話には違いないなりが、中日から阪神の監督に転身したときも「まさか!」と、中日ファンに激震を走らせた星野SDなので、ひょっとしたらまたサプライズが……と、勘繰りたくもなってしまうなりよね。

日刊スポーツの記事の内容を簡単にまとめておくと。

・巨人は来季監督の最有力候補として星野氏をリストアップ。
・球団初の外部招聘に乗り出すほど、星野氏の手腕を評価している。
・星野氏は今季中は阪神との契約が残っているため、正式オファーはシーズン終了後になる見込み。

と、まあ内容的にはこれまで週刊誌などで報じられてきた内容とほぼ同一。目新しい情報や、関係者からのコメントを取っているわけでは無いので、事態に進展があるわけでは無いなりね。ただ、実際に星野SDが巨人の監督になるかどうかは別にして、巨人の監督人事で外部招聘の話が公然と流れ始めていることは異例の展開。それだけ、巨人の今置かれている状況が深刻で、球団としても何とか改革を進めたいという意向を持っていることは伝わってくるなりよね。

阪神ファンの立場からすると、星野SDはいずれ阪神を離れるとは思っているなりが、今はまだその時期では無いのでは、との期待半分、不安半分。何より、2003年に阪神を優勝に導いたあとに監督を辞任した理由が「体調不良」だったため、たった2年の休養を経て他球団の監督に就任したら、それこそ「あの辞任は何だったの?」という話になってしまいそうなりね。また、星野SDが巨人好きなのは公然の秘密ながら、これまで盛んに巨人をライバル視してきた経緯から、星野SDの生き様を否定することに繋がりかねないので、巨人の監督だけは受諾してはいけない気がするなりよ。まあ星野SDは頭の良い人なので、どんな選択をしても、周囲を納得させるような「言い訳」を用意するかもしれないなりが……。

こうした報道に対し、これまで阪神側の関係者はコメントをしてこなかったなりが、日刊スポーツの報道を受けて牧田俊洋球団社長が「(来季もSDが阪神と契約を結ぶことに)前向きというふうに聞いています」とコメントしているなりよ。また、星野SD自身も公式ホームページ「星野仙一のオンラインレポート」上で次のようにコメントしているなり。
「携帯がひっきりなしにかかり、友達やら記者連中が『センさん、本当に巨人にはいるんですか?』とおんなじことを訊いて来た。

11日付けのスポーツ紙、それもわたしがかって在籍したことがあるニッカンが『星野 巨人監督』と一面で報じたとのこと。2日前に、週刊誌が同じような記事を載せたときはあまり問い合わせはなかったが、やっぱり古巣のスポーツ紙となると、反応が違うようだ。途端に大騒ぎとなってしまった。

しかし、わたしには答えようがない。答えるだけの材料がない。巨人の監督にどうだといわれたところで、そんな話、現実にわたしのところには来ていないのだから答えようが無い。『来たらどないするかって? わしはいま阪神タイガースに籍を置くにんげんやぞ。そんな雲をつかむような仮定の話に答えられるわけがないやろ』」。

なんとも微妙な感じなりね(笑)。「仮定の話には答えられるわけがない」の部分は、阪神との契約を残している現段階では当然の回答ではあるなりが、それ以上の否定をしているわけでは無いので、阪神との契約が切れたらどうなのよ、という疑問は残るなりよ。確かに仮定の話には答えようが無いとはいえ、今オフにはひょっとしたらひょっとする……かもしれないなりねぇ。

果たして星野SDは来季も阪神に残るのか、はたまた巨人の監督に就任するのか。オフまでは具体的な情報は出て来ないと思うなりが、続報には注目しておきたいところなり。

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