フィオレンティーナの中田英寿選手がプレミアリーグ移籍へ。

2005/08/10 12:25 Written by コ○助

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1998年のワールドカップフランス大会のあと、所属していたベルマーレ平塚からセリエAのペルージャに移籍。その後、現在に至るまでイタリアでプレーを続けてきた中田選手なりが、ついにプレミアリーグへの移籍を決断したようなりよ。ペルージャ以降、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナとクラブを渡り歩き、移籍のウワサが浮上するたびにプレミアリーグへの移籍も何度も取り沙汰されてはいたなりが、今回はかなり信憑性が高い情報のようなり。

中田選手のプレミアリーグへの移籍を一斉に報じている10日付けのスポーツ各紙の情報を整理すると。中田選手が移籍交渉を進めている相手は、1874年創設の古豪クラブで、かつて西沢明訓選手(現セレッソ大阪)が所属していたこともあるボルトン。昨季は16勝10分12敗、勝ち点58の6位で、UEFA杯への出場権も獲得している中堅クラブなりね。中田選手にはプレミアリーグからはほかにシェフィールドUやチャールトンといったクラブからもオファーが出されていたようなりが、最終的にはボルトンに絞って交渉が進められているようなりよ。

フィオレンティーナとしては、中田選手の移籍を容認する構え……どころか、むしろ積極的に放出したい意向。中田選手の年俸は180万ユーロ(約2億4,300万円)とも言われており、クラブの財政を圧迫している上に、新たに今季から采配を取るチェーザレ・プランデッリ監督は中田選手がパルマ在籍時の監督で、両者の間には確執があるとたびたび報じられていた人物なりよ。そのため、中田選手はすでにフィオレンティーナの構想からは外れており、クラブとしても高額年俸のベンチ要員は必要ない、との判断に至っているなりね。

ちなみに、現在のところレンタル移籍なのか、完全移籍なのか、その契約形態についてはまだ詳しい情報は出ていないなりが、すでに中田選手のマネジメントを担当しているサニーサイドアップの幹部がイギリス入りし、早期の就労ビザ取得に向けて動いているのだとか。プレミアリーグでプレーするためには、「申請日から起算して過去2年間で代表チームでの試合出場が75%以上」という厳しい基準をクリアしていないと就労ビザが下りないなりが、中田選手がこの基準を満たしているかどうかは微妙なラインのようなりよ。以前、三都主アレサンドロ選手が同じプレミアリーグのチャールトンへの移籍を決めながら、就労ビザが下りずに破談となったケースも記憶に新しいところだけに、中田選手に関してもプレミアリーグのピッチに立つまでは、予断を許さない状態なりね。

中田選手は西沢選手、戸田和幸選手、稲本潤一選手、川口能活選手(出場機会なし)に続くプレミアリーグ所属クラブへの移籍が実現するかどうか。近日中に発表がある可能性が高いようなので、注目しておきたいところなり。

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