米西海岸で若者の間に人気のフーカとは。

2005/08/09 11:02 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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今朝、いつものように朝ごはんを食べながらボーっと新聞を眺めておりますと、なにやら面白い記事が載っていました。なんでも最近西海岸の若者を中心に、ここ数年 "Hookah" (フーカ)なるものが流行しているんだとか。

このフーカ、別名をシーシャとも呼ばれ日本ではこちらの名称のほうが一般的。といってもまだまだマニアなアイテムなのでご存じない方も多いかもしれませんね。実はイスラム圏では昔からあるの水パイプのことなのです。ガラス製のボトルの上に金属の筒が付いていて、さらに吸い口のチューブがそこから伸びている、独特のデザインは実にエキゾチックです。

でこのフーカが今、アメリカのティーンや大学生の間で注目されているのだそうです。カルフォルニア南部ではすでに何件もフーカ専門のカフェがオープン。こちらでは飲酒が21歳からでないと許されていないのですが、喫煙は18歳からOK(州ごとに若干法律の違いはありますが)。しかしバーにはまだ行けなくても、どこかで友達と集まりリラックスしたい!そんな時、このエキゾチックな水パイプのカフェが格好の場所となっているのだとか。そういえば、数年前に東京でも水パイプ・カフェが登場して話題ノなったことがありましたね。

さらに煙が一度水でろ過されるため、普通のタバコより口当たりがマイルド。しかも珍しいことにタバコなのに、フルーツ味が一般なんだそうで、普通のタバコは嫌いだけどフーカなら大丈夫という人も多いそうです。なにはともあれ、常に新しいFAB(流行やカッコイイものを表す単語)を追い求める若者の心にはクリティカル・ヒットなコンセプトじゃありませんか。

ただ、このフーカ。味はマイルドでもやっぱりタバコと同じぐらい有害。一説によるとニコチンが水に溶けるのでそれだけ吸い込む量が少なくなるという話もありますが、その他の物質はほとんどそのまま肺に入ることになります。今後ティーンを中心に爆発的な人気となったとして、タバコの害を研究する科学者などからは懸念の声も聞こえているとか。

流行を追い求めて健康を害するより、やっぱりスタバにでも行ったほうが良いってことでしょうかね?あそこは禁煙だし(笑)。

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