アップル、日本での「iTunes Music Store」を正式発表。

2005/08/04 11:13 Written by コ○助

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これまで何度となく「○月開始」の報道が流れ、空振りに終わってきたアップル・コンピュータの音楽配信サービス「iTunes Music Store」の日本国内でのサービスインなりが、ついに、ついに正式発表されたなりよ。欧米で大成功を収めている「本命」が日本の市場に参入することで、これまで低空飛行を続けてきた日本の音楽配信サービスが大きな転換期を迎えることになるなりね。

発表された日本での「iTunes Music Store」のサービス概要を簡単にまとめておくと。

・サービス開始は8月4日から。
・1曲の料金は全体の90%が150円、残りの10%が200円。
・参加する国内レコード会社は15社。
・サービス開始当初の楽曲数は100万曲を用意。
・すべての楽曲が30秒間の試聴に対応。
・最大5台までのPCへの転送が可能。
・CD-Rへの書き込み回数と、iPodへの転送回数は制限なし。
・決済方法はクレジットカードが中心、別途プリペイド方式の「iTunes Music Card」も用意。
・「iTunes Music Card」の金額は2,500円5,000円、10,000円の3種類で、量販店やAmazon.co.jpなどで販売予定。

アメリカでの1曲あたりの価格99セントには及ばないものの、日本ではほかの音楽配信サービスが200円前後で提供しているため、1曲150円は妥当な価格であり、十二分にインパクトのある価格なりよね。ちなみに、CDレンタルの大手TSUTAYAでは、シングルのレンタルは当日100円、1泊2日120円程度なので、レンタルと自分でリッピングする手間を考えたら、1曲150円はむしろ安すぎるくらいかもしれないなり。

また、欧米でのサービス同様、「iTunes Music Store」でしか手に入らないオリジナルの楽曲、アルバム、セットなどを用意。サービス開始当初には、B'zのすべての楽曲をセットにした「デジタルボックスセット」が18,500円(1曲あたり55円)で販売されるほか、ウルフルズの「iTunes Music Store」限定アルバムもラインアップするというなり。こういうサービスは良いなりよね。ファンなら、必ず「iTunes Music Store」を使ってみたくなるものなり。さらに、日本向けのサービスとして、落語などのオーディオブックも用意されているのだとか。なにも「iPod」は音楽を聴くだけの機器ではないので、こういうコンテンツも嬉しいなりよね。

「iTunes Music Store」を利用するためには、「iTunes」のバージョンを4.9にしておく必要があるので、まだそれ以前のバージョンの「iTunes」を利用している人は、まずは最新バージョンをダウンロードして、「iTunes Music Store」を堪能して下さいませ。

※訂正→「iTunes」のバージョン4.6でもアクセスできることを確認しましたなり(購入は4.9以上)。

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