最近ハリウッド俳優として活躍中の渡辺謙。「ラストサムライ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その後も先日の「バットマン ビギンズ」、そして今年の後半に「さゆり」と、出演作品が続々並んでおります。

そういえば彼以外にもハリウッド映画界に出演した日本人といえば、近年「キル･ビル」の栗山千明、「ヒマラヤ杉に降る雪」の工藤夕貴、「ブラック･レイン」、「ミスター･ベースボール」の高倉健などがいます。「さゆり」でも役所広司、桃井かおりなど、日本ではすでにベテランと呼ばれる男優･女優がハリウッド･デビューを果たすことになっており、一時に比べるとその数がとても多くなっているような。

日本の俳優人の実力が高くなったせいもあるでしょうし、アジア人が演じる役柄が米映画の中で絶対的増えているのも理由のひとつでしょう。なにはともあれ、ウォール真木も子供のころから親しんできたスターが、アメリカでこうやって活躍しているのを見るのは嬉しいことではありませんか。

さて今回のニュースもそんな時に飛び込んできたもの。ものまねタレント、コロッケがスティーブン・セガール出演の米映画に出演していた……というのです。デビュー25周年目の記念コンサートで明らかにしたそうなんですが、この映画は「Into the Sun」というアクション映画。日本を舞台にヤクザの世界に挑むCIA捜査官（セガール）という内容で、コロッケは、とあるクラブのMCで五木ひろしの物まねをするゲイという役柄。

なんだそりゃ（笑）？

ちなみにこの映画、アメリカでは一部で劇場公開もされたようですが、残念ながらあまりヒットはしなかった様子。こんな風に話題にならずにひっそりとDVD化されるだけの作品を、こちらでは「DVD直行便」と揶揄されたりするんですが、これもそのひとつのような感じがあります……。

日本公開も未定で、せっかくのコロッケ「ハリウッド･デビュー」も故郷に錦を飾るということにはいかないみたいですねぇ。