タブブラウザ「Sleipnir」開発者が語る事業化の理由。

2005/07/20 22:35 Written by コ○助

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数あるタブブラウザの中でも熱い支持を受けながら、開発用に使っていたパソコンが盗難に遭ってしまったという、極めて異例な理由で開発がストップしてしまった「Sleipnir」。多くの「Sleipnir」愛用者が悲しみに暮れた2004年11月から1年半の月日が流れたなりが、今年6月に開発者の柏木泰幸氏がフェンリル株式会社を設立、そして後継ブラウザ「Sleipnir2」のα版を公開。7月にはβ版、8月か9月には正式版公開と、「Sleipnir」はこの1〜2か月で怒濤の展開を見せているなりね。

絶望の淵から見事に蘇った……そんな印象すらある「Sleipnir」なりが、これまで個人制作のフリーソフトとして公開されていた「Sleipnir」を、フェンリル株式会社の事業として展開していくことにした理由などについて、柏木氏が語ったインタビューがデジタルARENAに出ているなりよ。なかなか興味深い内容なので、少しチェックしておくことにするなりね。

「もともと個人で趣味としてブラウザーの開発を手掛けていましたが、就職してSEとして働くうちに、開発時間が思うように取れなくなっていきました。そこで、独立して会社として運営していくことにしました」
「ビジネスモデルは広告収入などを中心にやっていくつもりです」
「Sleipnir2自体は、今まで通りフリーソフトとして提供していきますが、SleipnirのWebサイトに広告を載せたり、ポータルサイトなどの検索ウィンドウをブラウザーに搭載する権利を販売したりします」
「開発時には、動作の速さや、国産ブラウザーならではのUIの分かりやすさも意識して作っています」

まだ正式版の公開前ながら、早速jig.jpと提携し、「jigブラウザ」との連携機能を発表。また、エキサイトと提携して「Sleipnir2」に実装するRSSリーダー機能を共同開発し、「Sleipnir2」のデフォルトのトップページとして「Sleipnir×Excite」を共同開設するなど、矢継ぎ早に新たな動きを見せているなりね。

公式ページで公開されている柏木氏の「開発日記」では、「Sleipnirを超えるSleipnir」にしたいと意気込みを語っているなりが、既存ユーザーを満足させるだけでなく、新たなユーザーを積極的に獲得できるような、魅力的なブラウザになると良いなりね。コ○助もユーザーのひとりとして、大いに期待しているなりよ。正式版の公開が待ち遠しくて仕方がないなり!

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