野茂英雄投手に戦力外通告、ヤンキース移籍の可能性も。

2005/07/18 07:32 Written by コ○助

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昨年まで所属していたドジャースを離れ、今年から新天地のデビルレイズで先発ローテーションの軸として期待されていた野茂英雄投手。でも、開幕当初から昨年の不調を引きずっているかのようなフラフラの投球が続いていたため、一時は日米通算200勝の記録達成も危ぶまれていたなりよね。開幕から2か月が経過してもあまり調子が上がって来なかったなりが、それでも6月15日のブルワーズ戦で無事に日米通算200勝を達成。2005年は記念すべきシーズン……となるはずだったなりが、一転して7月16日に戦力外通告を受けてしまったなりよ。

ただ、こうなることはある程度予測されていたこと。デビルレイズでの野茂投手は19試合に登板、5勝8敗、防御率7.24の成績で、特に防御率は両リーグのワーストだったほど、調子が悪かったなりね。球団とは年俸80万ドル(約8,960万円)+200イニング投球で70万ドル(約7,840万円)のボーナス、また、20試合の登板で9万ドル(約1,008万円)のボーナスを受け取る契約を結んでいたことから、財政難に苦しむデビルレイズは、成績の伴わない野茂投手をボーナスの基準に近づいた時点で放出するとの見方が強かったなりよ。加えて、後半戦は若手投手を起用していきたいというチーム事情もあったようなり。

野茂投手もある程度は覚悟していたようで、戦力外通告を受けたあとには「チームを離れるのはとても残念ですが、有望な若手が多くいるのでチームの方針は理解できます」(サンケイスポーツより)と淡々とコメント。所属球団を去るたびに話題となる日本球界の復帰の可能性に関しては明確に否定し、これからもメジャーで投げたいとの希望を明らかにしているなりね。

今後はデビルレイズの保有権放棄を告知するウェーバーにかけられ、他球団からのトレードor獲得の申し込みを待ち、10日間の期間に申し入れがない場合にはデビルレイズの3Aと契約するか、自由契約となって他球団への移籍を模索することになるなり。早速、先発陣の故障と不調に苦しむヤンキースが調査を開始したとの報道も出ているなりが、果たしてピンストライプのユニフォームに初めて袖を通すことになるのかどうか。ヤンキースはつい最近、マーリンズから戦力外通告を受た39歳のアル・ライター投手(今季成績は3勝7敗、防御率6.64)を獲得し、即先発させるほどの苦しい台所事情なので、確かに野茂投手獲得に乗り出す可能性はあるかもしれないなりね。

これまでも、球団を解雇され「次はもう新しい球団が決まらないかも」というピンチを乗り越えて来た野茂投手だけに、今回も何とか新しい球団が決まると良いなりね。メジャー11年目、近鉄を含めると延べ7球団を渡り歩いてきた野茂投手。どうか今年がメモリアルイヤーであるためにも、すんなりと移籍先が決まると願いたいなり。

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