ヤンキースの松井秀喜外野手が語る「前半戦」と「WBC」。

2005/07/14 05:31 Written by コ○助

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メジャーリーグはオールスターゲームも終わり、早くも14日から後半戦がスタートするなりが、前半戦を打率.320(リーグ6位)、14本塁打、70打点(リーグ5位)の好成績で終えたヤンキースの松井秀喜外野手が、前半戦の総括と来春開催が決定した野球の国別対抗戦「ワールドベースボール・クラシック(WBC)」への参加意思などについて語ったインタビュー記事が、現在発売中の「週刊文春」に掲載されているなりよ。メジャー移籍3年目にして最高の成績で前半戦を終えた松井秀選手の自己評価と、誰もが「日本の4番」として期待している松井秀選手がどのように「ワールドベースボール・クラシック」を捉えているのかは、気になるところなりよね。

「(47試合、203打席本塁打が出なかったことは)僕的には決してマイナスには評価していないです。皆さんが思うほど、悪かったとは思っていない」
「(前半戦の点数は)自分で自分に点数をつけられないですよ。でも、そんなに低い点じゃないことは確かですね」
「(野球競技が最後となる北京五輪には)僕自身は出ないと思う。シーズン中にチームを離れることはない」
「(WBCは)現状では予選に出場するのはムリだと思います。キャンプ序盤というのは最も大切な時ですから。そこで時差のある日とこっちを往復するのは……」

今季の松井秀選手は、開幕から4試合目、4月8日のオリオールズ戦で第3号本塁打を放ってから、47試合、203打席に渡って本塁打を打つことができず、また、打率も5月10日に.233まで落ち込むという、これまでに無いほどの大スランプに陥る苦しい時期を過ごしていたなりね。そのため、当初は「今年の松井秀選手は不調」とされ、一時は「トレード要員」と報じられたこともあったなりが、その間も松井秀選手自身は決して不調だとは思っていなかったというなりよ。成績が付いてこなかった原因は技術的な問題だったようで、これを修正できてからは大爆発、結果としては最高のカタチで前半戦を締めくくることができたわけなり。

「ワールドベースボール・クラシック」に関しては、あまり乗り気ではない様子。ヤンキースはジョージ・スタインブレナーオーナーが開催に反対していることが影響してか、ゲリー・シェフィールド外野手が不参加を表明したほか、アレックス・ロドリゲス内野手やマリアノ・リベラ投手らもトーンダウンするなど、「参加する」という明確な意思を現せないチーム事情もあるのかもしれないなりが、基本的に松井秀選手はメジャーリーグこそファンに野球を見せる場、という考え方をしているため、シーズンに影響するような大会への参加は消極的な姿勢のようなりよ。野球ファンにしてみれば、国別対抗戦の日本代表はプロ野球の一線級と日本人メジャーリーガーが合体する「真のドリームチーム」結成を期待してしまうなりが、なかなか現実的には難しい状況と言わざるを得ないなりね。

なにはともあれ、前半戦を最高のカタチで締めくくった松井秀選手。12年ぶりにオールスター期間中の休みを貰ってリフレッシュもできたはずなので、後半戦はさらなる爆発に期待したいなりね。

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