フジテレビ系ドラマ「電車男」、初回視聴率は18.3%。

2005/07/09 18:34 Written by コ○助

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「『電車男』はもういい」との声があちこちから聞こえてくるものの、今週スタートした伊東美咲&伊藤淳史主演のドラマ版はなかなか好評な様子。9日に初回視聴率が明らかになったなりが、その数字は18.3%と、現在までにスタートしている夏ドラマ全体の中で2位という、好発進を見せているなりよ。

コ○助も初回の放送を見たなりが、確かに思っていた以上に面白い(笑)。あまり期待していなかったからこそ楽しめているという部分はあるにしても、ストーリーも結末も分かっているのに、見せ方やキャストの工夫の仕方で、上手くまとめているなぁ、と感じたなり。そして、主演の伊藤淳史は映画版の山田孝之よりも「どこにでも居そうなオタク」というイメージが伝わってきて、これからどう変貌していくのか楽しみが残されているなりよ。山田孝之のオタク姿は絶品だったなりが、元が良いので、最後に格好良くなることは最初から分かっていたなりからね。

まあネットの評判を見る限りでは、かなり賛否が真っ二つに分かれている感じ。「オタクをバカにしすぎだ」「2ちゃんねる風掲示板なのにフォントサイズが大きくなっているのは変だ」「書き込みが自動的にリロードされているのは演出しすぎだ」などなど、批判的な意見はやはりネット的な視点から見たものが多いという印象なりね。あとは原作とのズレについて指摘する声も多いなりが、連続ドラマは尺が長いので、ある程度の脚色は仕方ないかと。また、原作も映画もヒットしてしまった以上、同じモノを見せるなら、ドラマ化する意味も無いなりからね。

参考までに、現在までに初回視聴率が判明している夏ドラマの視聴率ランクキングをまとめておくと。

22.5% 「スローダンス」(フジテレビ系)
18.3% 「電車男」(フジテレビ系)
18.1% 「女系家族」(TBS系)
17.8% 「海猿」(フジテレビ系)
15.2% 「いま、会いにゆきます」(TBS系)
14.4% 「女王の教室」(日本テレビ系)
14.3% 「刑事部屋〜六本木おかしな捜査班」(テレビ朝日系)
12.6% 「がんばっていきまっしょい」(フジテレビ系)
12.2% 「はるか17」(テレビ朝日系)
11.2% 「おとなの夏休み」(日本テレビ系)
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※9日現在、「ドラゴン桜」(TBS系)はまだ視聴率発表されておらず。「新・科捜研の女」(テレビ朝日系)、「幸せになりたい」(TBS系)は14日スタート、「菊次郎とさき」(テレビ朝日系)は21日スタート。

下馬評の高かった「スローダンス」の20%超えは妥当として、2位の「電車男」と3位の「女系家族」は共に18%超えと予想以上に健闘しているなりね。連続ドラマの最近の傾向は、第2回の放送からガクンと視聴率が下がるので、「がんばっていきまっしょい」が早くも一ケタ台に突入しないかと心配になってしまうなりが、全体的には今年の夏ドラマはそこそこ良い視聴率でのスタートを切っているなり。

昨年の夏ドラマはアテネ五輪の影響を受け、最も平均視聴率が高かった「ウォーターボーイズ2」でも16.2%だった(※)なりが、今年はそこまで下がることは無さそうなりね。これからどのように視聴率が変動していくのか、随時お伝えしていくことにするなり。(※)「渡る世間は鬼ばかり」を除く。

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