紙の進行管理や社内会議のWEB公開、「はてな」という変な会社。

2005/07/04 17:07 Written by コ○助

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人の手によって「人力検索サイトはてなサイトのURLや質問の回答を導き出す「人力検索サイトはてな」や無料日記ツールの「はてなダイアリー」、指定したWebサイトを自動巡回してくれる「はてなアンテナ」などのサービスを提供する株式会社はてな。「人力検索サイトはてな」のサービスがスタートした2001年7月から4年が経過した現在、ネットに欠かすことができないサービスに成長しているなりよね。コ○助も更新チェッカ代わりに、最近スタートした「はてなRSS」を利用しているなりが、もうすっかりこれ無くしては更新作業ができないくらい、依存してしまっているなりよ。

このはてなという会社。近藤淳也社長がユニークな発想の人だということは、ネットに詳しい人の間では有名な話なりが、その社長の意向が色濃く反映されている会社自体もかなりヘンテコな会社のよう。そんなはてなの「中身」について、ITmediaが取材した記事が掲載されているなり。ちょっと面白い内容だったので、チェックしておくことにするなりね。

「記者が取材に訪れた日、オフィスの半分が空席だった。図書館で仕事しているためだ」
「『あしか』は、はてな開発陣の進行管理ツール。材料は段ボール箱と、コピー用紙の裏紙だ。箱は4つの区画に仕切ってあり、『終わった』『すぐやる』『そのうちやる』『ペンディング』と書かれている。開発タスクは紙に書き、どんどん箱に入れていく。アナログなことこの上ないが、これで十分だという」
「はてなは、一部ユーザーに“露出狂”と言われるほどオープンな会社だ。ユーザーからの機能改善要望は、採否や進ちょく状況とともに『はてなアイデア』で公開。アイデアを検討する会議は、毎日録音してネット公開している。『会議をポッドキャスティングした企業って、多分世界初』」

IT系の会社は進行管理は専用のソフトなどを使ってパソコンで管理するのが常なりが、はてなはかなりアナログ。段ボール箱とコピー用紙に書いてポンポンと投入していくという、手作り感いっぱいのシステムだというなり。社員が10人しかいないからできるワザ、とも言えるなりが、それでも進行管理が完全にアナログという会社は珍しいなりよね。

オフィスに空席が目立っていたのは、場所を変えることで仕事の能率を上げよう、という近藤社長の発想にハマった社員が多いためで、もともとは近藤社長の号令のもと、社員の反対を押し切って平日3日間の合宿を敢行したことがきっかけ。この時の合宿で国内初のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」が完成したという結果を残したことが今の状態に繋がっているというなり。なかなか旧態依然とした会社では、考えられないスタイルなりよね(笑)。

こうした会社の在り方が、ほかのサービスとはちょっと異なる雰囲気の「はてなっぽさ」を演出しているなりが、今後もこの「はてなっぽさ」を追求しながら、会社を大きくしていきたいと近藤社長は野望を語っているなりね。コ○助もユーザーの一人として、はてなの今後の展開が楽しみなり。

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