変わるイメージ、カップ酒が女性に人気。

2005/07/01 09:06 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


ちょっと前のブームにより、若い女性の市民権を得た日本酒。しかし、そんなブームもどこふく風で、「オッサンの飲み物」としてまったく相手にされていなかったカップ酒が、今ちょっとしたイメチェンを試みているのだとか。

カップ酒といえば、「オッサンが電車で飲んでるもの」「味がよくない」「しみったれてる」なんていうマイナスなイメージがあるのだ。まあ、かつてのカクテルブームの頃からすると、日本酒や焼酎がよくここまで人気を得られるようになったなあ、なんて感慨深いのだけれど、これだけ日本酒が飲まれるようになっても、若い女性だけでなく男性にも敬遠されがちだったカップ酒。まず、中身を純米や大吟醸にし、ラベルやカップのデザインにも凝ったところ、立ち飲み店やダイニングバー、酒屋さんなどで人気商品になったそうなのだ。さらに、東京の青山や恵比寿にある豚しゃぶの店「ろくまる五元豚」では、カップ入りの地酒を全国各地から取り寄せているのだそうで、それもまた若い女性に人気なのだとか。

中身を美味しく、ラベルやカップを可愛く、飲む場所もおしゃれに―こんな簡単な工夫で“復権”できちゃうなんてすごいのだ。手に入れにくい高級日本酒を少量ずつ手軽に飲めるのは、結構ニーズが高まる気がするし。デザインが気に入って、店で飲んだカップを持ち帰る人も多いそうなのだ。

そんなカップ酒のラベルは、「自棄酒マン、時々カップ酒マニア」というサイトの「厳選カップ酒ギャラリー」で見ることができるのだ。また、デイリーポータルZでは「おんなのワンカップ研究」なる特集が組まれているので、こちらも必見。そういえば、現在の購買層よりターゲットの年齢を下げた月桂冠「ザ・カップ200」のCMも印象深いのだ。

と、こんなカップ酒の記事を、二日酔いの身で書くのはちょっとつらいのだ(笑)。それにしても何で電車のなかで飲むのかなあ。家まで我慢できないのだろうか。周りの人は臭くてちょっと迷惑なのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.