「なんちゃってShuffle」こと「Super Tangent」レビュー。

2005/06/21 13:30 Written by コ○助

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「CeBIT 2005」で発表されたときには、あまりにも「iPod Shuffle」にそっくりな、いや、ほとんど同じデザインだったことから、「なんちゃってShuffle」との有り難くない愛称も付いた「Super Tangent」(台湾のLUXPROが開発)。当初は名前も「Super shuffle」だったなりが、それはさすがにマズイだろう、ということで「Super Tangent」に変更されたものの、本当に市場に投入され、日本でも秋葉原などの一部小売店では手に入るようになったなりよ。機能的には「iPod Shuffle」には無い機能を備えているだけに、パチモノとしていつ販売差し止めとなるか分からないという点と、サポートが無くなる可能性が否定できないという点をあまり気にしないのであれば、なかなかお買い得な製品なのかな、というのがニュースを読んだ限りでの印象だったなり。

先日インプレスに掲載された秋葉原のレポートでは、秋葉原で販売しているのはクレバリーインターネット館、パソコンショップ アークとPC-Success本店の3店。ただ、この記事が出た時点で一部店舗では「即完売」「今後の入荷予定も未定」と報じられていることから、物欲がうずいている人も多いと思うなり。コ○助もかなり気になっているなりよ(笑)。1GBタイプで1万4,000円前後、FMラジオ機能やボイスレコーディング機能も搭載されているというあたりが、コ○助にとっては魅力タップリなりね。また、USBストレージクラスに対応しているため、楽曲ファイルの転送に特別なソフトを介さなくて良いのもグッド。お手軽な携帯音楽プレーヤーとして、悪い選択では無いなりよね。パチモノなりが(笑)。

さて、そんな「Super Tangent」のレビュー記事がITmediaに出ているなり。実際に「なんちゃってShuffle」という側面だけ報じられることが多く、その機能面のレビュー記事はあまり見かけたことが無いので、少しチェックしておくことにするなりね。

「PCに接続するとリムーバブルディスクとして認識されるので、MP3やWMAのファイルについてはドラッグ&ドロップで転送してやるだけでいい」
「FMラジオは保存した周波数や現在あわせている周波数を声でナビゲーションしてくれるのだが、いかんせん感度がよくないせいで、放送局をつまえるのに苦労する」
「音楽再生時の音質は、まぁこんなものだろうという感じ。ごく一般的な小型MP3プレーヤーの音質といえる」
「これは今回入手した製品だけに見られる症状かもしれないが、とにかくボタンを押した際の反応がルーズなのには閉口した。再生ボタンを押しても再生が始まらず、音量ボタンを押しても無反応――ということが何度も発生」

というわけで、やはり本家には作り込みの面で一歩も二歩も劣るようで、特にボタンの感度が悪いというのは致命的かもしれないなりね。そこはまあ台湾製らしい、とも言えるなりが(笑)。FMラジオ機能も大したこと無いようだし、音質もごくごく普通というレベル。総合的には、「ネタとして買うには良いが、オーディオ機器として考えるなら本家が数段上」といった感じなりか。このレビュー記事を読んで、コ○助も「Super Tangent」の購買意欲が萎えてしまったなり。

まあ偽物を買うよりは、本物を買ったほうが満足度が高いのは当たり前。下手に「Super Tangent」に手を出すのではなく、すでに高く評価されている「iPod Shuffle」を購入したほうが無難なりよね。これから「Super Tangent」を購入したいと考えていた人は、もう一度検討し直してみて下さいなり。

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