今年の「ぴあフィルムフェスティバル」は18年ぶりに渋谷開催。

2005/06/19 13:48 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


日本におけるインディペンデント系最大級の映画祭「ぴあフィルムフェスティバル」も今年で27回目。過去には森田芳光監督(「失楽園」「阿修羅のごとく」ほか)、矢口史靖監督(「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」ほか)、李相日監督(「69 sixty nine」ほか)、橋口亮輔監督(「二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER」「渚のシンドバッド」ほか)、犬童一心監督(「ジョゼと虎と魚たち」「タッチ」ほか)などを輩出した、未来の日本映画を背負う人材を輩出する映画祭としても知られているなりが、今年は7月9日から、18年ぶりに東京・渋谷で開催されることになったなりね。

とりあえず、今年の開催要項を簡単にまとめておくと。

会期:7月9日〜7月15日
会場:東京・渋谷 渋谷東急(渋谷クロスタワー2階)
上映作品:コンペティション、招待作品合わせて30作品前後
審査員:恩地日出夫(映画監督)、青山真治(映画監督)、椎井友紀子(映画プロデューサー)、曽我部恵一(ミュージシャン)、オダギリジョー(俳優)
各賞:グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞、企画賞(TBS賞)、音楽賞(TOKYO FM賞)、技術賞(IMAGICA賞)、ベスト・エンタテインメント賞(HUMAX CINEMA賞)、クリエイティブ賞(エイベックス・エンタテインメント賞)、観客賞

今年のコンペティション部門には史上2番目の応募数となった786本の中から15本がノミネートされたなりよ。インディペンデント映画なので、当然著名な映画監督の作品は無いなりが、そこが「ぴあフィルムフェスティバル」の面白さ。無名の作家の中から、ドキッとさせられるような作品を見つけるのが楽しいなりよね。

また、招待作品として、次のような作品が上映されるなりよ。

川本喜八郎監督「死者の書」
アンヌ・アンドルー監督「フランソワ・トリュフォーの軌跡」
内田けんじ監督「WEEKEND BLUES」
石井聰亙監督「高校大パニック」
浅野忠信監督「トーリ」ほか

注目作品は多いなりが、期待の新星として熱い視線を集めているのは内田けんじ監督。内田監督は長編デビュー作となる「運命じゃない人」が今年のカンヌ国際映画祭・批評家週間に正式招待され、優れた脚本に贈られるフランス作家協会賞や金のレール賞、最優秀ドイツ批評家賞、最優秀ヤング批評家賞の4冠を達成したなりよ。そんな内田監督の「原点」とも言える作品が「WEEKEND BLUES」。2002年の「ぴあフィルムフェスティバル」のPFFアワードに入選した同作品が再び上映されるなりね。また、石井聰亙監督の1976年の8mm作品「高校大パニック」など、貴重な作品も上映されるようなり。なかなか目にするチャンスのない作品なので、石井監督のファンはこの機会に観ておかなくては。

コ○助も今年は都合を付けて「ぴあフィルムフェスティバル」に駆けつけたいところ。皆さんもぜひぜひ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.