アップル・コンピュータの音楽配信、日本では8月開始へ。

2005/06/07 06:56 Written by コ○助

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日本でのサービス開始の噂が浮かんでは消えてきたアップル・コンピュータの音楽配信サービス「iTunes Music Store」なりが、いよいよ8月上旬にも開始すると、7日付けの日経新聞朝刊が1面と3面に大きくスペースを割いて報じているなり。開始時期を巡って飛ばし記事を書いてきた前歴のある日経新聞なので鵜呑みにはできないなりが、わずか2か月後というあたりに、否応なく「いよいよ現実味を帯びてきたのかな」との期待を抱いてしまうなりね。

日経新聞の記事によると、「iTunes Music Store」にはサービス開始と同時に、国内の主要レコード会社の大半が楽曲を提供する見通しで、その楽曲数は国内の音楽配信サービスでは最大の50万〜100万曲程度になるというなり。参加するレコード会社は東芝EMI、コロムビアミュージックエンタテインメント、エイベックス・グループ・ホールディングスなどが決定済み。ただ、ソニー・ミュージックなどの一部レコード会社とは条件面で折り合いが付いていないため、サービス開始当初は参加しない会社がチラホラと出てくる可能性はあるようなりよ。

気になるのは、1曲当たりのお値段。アメリカでは0.99ドル、カナダでは99カナダセント、フランスやドイツ、イギリスでは0.99ユーロまたは0.79ポンドと、いずれも一律の価格設定となっているなりが、日本では150円前後になる見通しで、楽曲によっては若干これよりも高くなったり、安くなったり、ということはあるようなりね。

参考までに、現在日本で音楽配信サービスを提供している事業者のサービス内容と、日本における「iTunes Music Store」のサービス内容とを比較しておくと。

「iTunes Music Store」 楽曲数:50万〜100万曲 価格帯:100〜200円
モーラ(旧レーベルゲート)」 楽曲数:20万曲 価格:210円
Excite Music Store」 楽曲数:11万曲 価格:210円
ORICON MUSIC DOWNLOAD」 楽曲数:10.5万曲 価格210円
MSNミュージック」 楽曲数:10万曲 価格:210円

ほかにも配信楽曲数が10万曲に満たないところはたくさんあるなりが、代表的なところはこんな感じなりね。現時点での最大手はソニーグループが手がける「モーラ」。ただ、「iTunes Music Store」 は楽曲数でも価格でも「モーラ」のサービスを圧倒すると見られており、今まであまりパッとしなかった日本の音楽配信サービスが、魅力的な「iTunes Music Store」 のサービス開始によって一気にブレイクする可能性は高そうなりか。

まだ正式発表の段ではないので、期待半分、不安半分。果たして本当に8月上旬にサービス開始となるのか。続報を待つべし。

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