安倍なつみやオレンジレンジなど、昨今の邦楽界は盗作疑惑に関する話題が増えているなりが、今やヒットメーカーとなった大塚愛の新曲「SMILY」にも疑いの目がかけられているようなりよ。「盗作なのではないか」との噂がネットで流れ始めたのは5月上旬頃のことなりが、紙メディアでは初めてナイスポがこの疑惑を取り上げているなりね。ナイスポというのがかなりアレなりが、この報道を皮切りに次は週刊文春あたりに飛び火する予感も（笑）。

ネットを中心に話題となっている「SMILY」の盗作疑惑がどのようなものなのか、簡単にまとめておくと。

・最近解散したバンド「wyse」の「friend」という曲に酷似しているのではないか。
・両方の曲を聞き比べると、同じように聞こえる。
・公式ホームページのBBSは「パクッた」「パクってない」で非難合戦に。
・比較音源はこちら（※パソコンのみ）。

と、まあこんな感じで、比較音源を実際に聞いてみたところ、確かに似ている……なり（笑）。上記の比較音源を掲載しているページには「SMILY」と「friend」をつぎはぎにしてまとめたMP3ファイルも公開しているなりが、交互に二つの楽曲が流れているのに、ひとつの楽曲に聞こえてしまうほどなりよ。なるほど、実際に盗作したかどうかはともかくとして、疑惑が持たれるのは仕方がないレベルかもしれないなり。

しかし、限りある音のパターンの中でたくさんの楽曲が創作され、次々と消費されている現状を考えると、部分的に似通う、もしくは参考にすること自体は、ある程度は仕方がないと誰もが感じていることだと思うなり。でも、それが明らかになった時点で、そのアーティストには創作性を感じられなくなるのも事実。リスクを承知で、それでも「売れれば良い」という姿勢で確信犯的に盗作に近い行為をしているのであれば、とても寂しい話なりね。特に大塚愛や、以前から盗作疑惑がささやかれているオレンジレンジなどの「ヒットチャートの常連」と言われるアーティストがそうだと思うと、なおさらなり。

安倍なつみのように盗作を認めるケースは至極稀なので、大塚愛に関しても疑惑は疑惑のまま闇に葬り去られるのだとは思うなりが、大塚愛は以前にも「さくらんぼ」などに盗作疑惑がかけられたアーティスト。それだけに、今回の「SMILY」に関しても真偽が気になるところではあるなり。ま、こういう話もあるということで。