朝日新聞調査、7割の人が「交流戦で野球が面白くなった」。

2005/06/02 11:48 Written by コ○助

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今年のプロ野球改革の目玉でもある交流戦、皆さんはしっかり見ているなりか? 歴史的な第一歩を踏み出したプロ野球の新しい姿を目に焼き付けておこうと、コ○助は無理を押して、仕事しながらでもほとんどの試合をチェックするようにしているなりが、いやはやこのワクワク感は期待していた以上なりよ。これまで実現して来なかった対戦カードがてんこ盛りなので面白くないわけが無いなりが、単に組み合わせの新鮮さだけでなく、DH制の有無による攻撃のスタイルの違いや、見知らぬ(失礼!)選手の思わぬ活躍などなど、プロ野球の楽しみ方の奥行きがグッと広がったような気がするなりね。そして、コ○助は今まで本当にセ・リーグの野球しか真剣に見て来なかったのだと痛感。自分の不勉強さを反省する日々なり。

テレビ中継を見ていると、交流戦を楽しんでいるのはコ○助のような一般の野球ファンだけではなく、実況するアナウンサーや解説者も、みんな楽しそうに野球を観ているのが伝わってくるのがナイス。個人的に阪神戦の中継を見る機会が多いので、解説者は吉田義男、福本豊、真弓明信、八木裕といった阪神OBの面々の解説を目にすることが多いなりが、特によっさん(吉田義男)と福本豊がいつも以上に饒舌な感じなのが嬉しいなりね。きっと自分たちが現役の頃に交流戦があったら……なんて思い浮かべながら、一野球人として心から交流戦を楽しんでいるんだろうなぁ、とコ○助は勝手に推察しているなり(笑)。

そうそう、技術論があまり得意ではない福本豊は、解説者としての評価としてはそれほど高くは無いようなりが、コ○助はあの居酒屋トークのような軽妙さが大好き。なので、交流戦に入って普段以上に元気な福本豊に大満足なりよ。ほんと、野球の展開に関わらず、最後まで中継を見続けようと思わせるだけの何かがあのオッサンにはあるなりね。あれ、そういえば交流戦が始まってから、まだ一度も阪神の試合を地上波で見たことが無いなり。それゆえ江川卓や掛布雅之、川藤幸三といった日本テレビの解説陣がどんな解説をしているのか全然チェックしていなかったなりが、どんな感じなりかね。たまにはチェックして、彼らが交流戦をどう捉えているのかを確認しておかなければ。

阪神戦絡みで言えば、甲子園での試合を終えたパ・リーグの選手のコメントが、なかなか印象的なものが多いのも交流戦ならでは。高校球児として甲子園への出場経験がある選手も多いため、例えば5月18日の西武戦に登板した松坂大輔投手は「(感傷に)浸っている暇はありませんでした」、6月2日のソフトバンク戦で完封勝利したソフトバンクの杉内俊哉投手は「(阪神ファンの)応援が、ずっと耳に響いてました。高校のときの甲子園とイメージが変わりました」とコメントするなど、それぞれの選手が甲子園でプレーすることに、いろいろと思うところがあるようなりね。こういう部分も、交流戦によってもたらされた新しい一面で良い感じなりねぇ。

そんな試合の中身だけでなく、さまざまな楽しみ方が広がった交流戦について野球ファンがどう感じているのか、朝日新聞が実施した世論調査の結果が明らかになったなりよ。この結果を見る限りでは概ね交流戦には賛成という人が多いようなりね。どのような結果になったのか、要点を簡単にまとめておくと。

・7割以上の人が交流戦によって「プロ野球が面白くなった」と感じている。
・「好きな球団」で、昨年6月調査で37%だった巨人が、今回は23%に急落。
・「プロ野球に関心がある」(47%)が「メジャーに関心がある」(23%)を大きく上回る。

と、まあここ数年、人気が低迷していると言われていたプロ野球に関心が戻ってきたのは確かなようなり。また、巨人の人気が下がると共に、パ・リーグの各球団の人気が上昇傾向にあるようなりよ。これはやはり交流戦によってクローズアップされる機会が増えたことが関係していると考えられそうなりね。

まだ今年が初めての試みなので、きっと一通り交流戦が終了したときに新たな問題点も見えてくるはず。改善するべきとことは改善して、来年以降もオールスターゲーム、日本シリーズと並ぶ大きな目玉として交流戦がスポットを浴びるよう、より良い試合を展開していって欲しいものなり。

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