松屋、全店舗で札幌発の新名物「スープカレー」を提供。

2005/05/23 19:51 Written by コ○助

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米国産牛の輸入禁止措置以降、苦戦を強いられている業界最大手の吉野家を尻目に、従来から提供している定食メニューと、販売を再開した「牛めし」が好調な松屋なりが、今月内に全店舗で提供される新メニューは賛否が分かれそうなものなりよ。それは「スープカレー」。札幌発の新名物として、東京にも専門店がいくつもできるなどブームになっているメニューではあるなりが、果たして松屋で出すべきメニューなのかどうか。

提供される「スープカレー」は13種類のスパイスを自社で調合し、ピリッと辛めのスープに仕立てたもの。ライス付きの「スープカレー」(390円)のほかにセットメニューも用意され、ナンと野菜サラダ、冷たいコーンスープが付いた「レギュラー」(590円)、それにフライドチキンが添えられた「スペシャル」(690円)があるなりね。東京・渋谷の数店舗で実験的に販売されていたなりが、「辛すぎる」との意見が相次いだため、ややマイルドな味付けに変更され、全店舗一斉提供に踏み切ることになったようなり。

松屋にはかねてからカレーのメニューもあるので、百歩譲って「スープカレー」はアリだとしても、ナンが提供されるというのはちょっと違うような気が(笑)。ご飯メニューしか存在しない松屋でナンを提供するというのはかなり冒険だと思うなりが、「松屋の『スープカレー』はナンで食べたい!」というニーズがそれほどあるとは考えにくいし、別に「スープカレー」のお供はライスを提供すれば良いだけの話なのでは。変に凝ろうとするよりも、ナンの調達費用を削減してメニューの料金を引き下げてくれたほうが客には喜ばれるような気もするなり。

ちなみに、渋谷センター街店などで試験提供されていた「スープカレー」を食べたという報告はネットでチラホラと見かけることができるなりが、味のほうは推して知るべしといった感じのようなり。まあそこは松屋なので多くを求めるのは酷なりが、本格的な提供開始を前にあまり良い評価が聞こえて来ないのは残念なところ。まだまだ「スープカレー」を実際に食べたことがないという人も多いはずなので、大きな店舗網を持つ松屋での提供を機に全国区の人気になるチャンスでもあるだけに、松屋には頑張って欲しいなりね。

今年は札幌や東京だけでなく、全国的に昨年以上のブームが来るとも言われている「スープカレー」。果たして松屋がその先鞭を付けることができるかどうか。まずは一度食べてみなければ。皆さんも機会があればぜひぜひ。

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