オアシスのノエル・ギャラガー、インタビュー。

2005/05/23 05:16 Written by コジマ

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今月25日に3年ぶり、6枚目となるニュー・アルバム「ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース(Don't Believe the Truth)」の発売を控えた英ロックバンドのオアシス。最近、コールドプレイに押され気味の感があるけど、今年は8月13、14日に千葉と大阪で開かれる「SUMMER SONIC 2005」に出演も予定しており、また日本でのオアシス熱が上がりそう。でも、破天荒な行動と“世界一有名な兄弟喧嘩”を繰り広げる兄・ノエル(ギター、メイン・ソングライター)と弟・リアム(ボーカル)のギャラガー兄弟が、果たしてちゃんとライブをやるのかどうか心配なのだ。

最近はバンドがまとまってきたともっぱらの噂だけど、「もしだれかに、君は12年後、弟と一緒にサッカーに全く興味のない弱っちい奴ら2人とバンドを組むって言われたら、ふざけんなって言っただろうな。」(ノエル)と話しているし、ライブ開始20分で帰ったこともあるので、予断は許されないのだ。

ぼくはバンドで「スタンドバイミー」や「ワンダーウォール」のカバーをやっているくらいなのでオアシスは曲は好きなのだけれど、このバンドの魅力は、リアムの暴言やノエルの毒舌っぷり。そのノエルがインタビューに答えるということで、今度はどんなことを言うかわくわくしちゃうのだ。以前も、ローリング・ストーンズに対して「ロン・ウッドはともかくとして、クソジジイだろ。ミック・ジャガーなんか60歳でタイツ履いてんだぜ。正気かよ? 頼むぜ! オレは60歳になったらステージに立たねえよ。年相応の分別があるべきだよな」なんて言ってるし。

さて、インタビューでは、今回のアルバム制作にゲストとして参加したリンゴ・スターの息子、ザック・スターキーについて、
「彼は固定メンバーさ。ただ、メンバー写真に写っていないだけなんだ。」
「オアシスにはメンバーが5人いるよ。」
「俺はドラムを叩けるけど、レコーディングとなるとザックの腕の方が優れてるしね。」
「彼は素晴らしいドラマーであると同時に、ものすごくいい奴なんだよ。」
と、熱狂的なビートルズファンだけあって?ザックを絶賛。

ニュー・アルバムのタイトルについては、
「俺に言わせりゃ、新聞に記されているものもテレビに映っているものも、すべて嘘なんだ。でも俺たちはそれが真実なんだと教えられる。だから『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース(真実を信じるな)』さ。」

さらに話は深いところまでいき、
「信仰はあるけど、神の存在なんて有り得ないだろう?」
「もし神が存在するんなら、あまりにも役に立ってなさすぎだよ。」
「ツインタワーに飛行機で突っ込んだヤツらだって神のためだって言ったけど、何を言うかふざけんなって感じだよ。」
と、無神論者ぶりを発揮しているのだ。

今回のアルバムの特徴は、ライヴ風の生々しい音源と、オアシス史上初の各メンバーが曲をつくっている点だとか。バンド内の様子も今までにないくらいまとまっているようなのだ。これについて、ノエルは以前に「『モーニング・グローリー』以来、久々に最高の楽曲ばかりが集まった最高のアルバム」と話しており、今回のインタビューでも、
「みんなが曲を提供することがこのアルバムで意図したところだしね。栄光をみんなでシェアするんなら、みんなで努力しないといけない。」
とコメント。アルバム同様、サマソニも楽しみなのだ。

「ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース」発売を記念して、23日の今夜ZEPP TOKYO(東京)、明日24日にZEPP OSAKA(大阪)で「オアシス祭〜ワールド・プレミアム・ナイト」が開催されるそうなのだ。過去10年の秘蔵映像や最新ライブ映像、未公開映像の公開、当日会場でしか手に入らないレア・グッズの販売、そしてサマソニのチケット先行販売も行うとのこと。興味ある人はぜひぜひ。当日券はもうないのかもしれないけど……。ちなみに、ぼくは仕事で行けないのだ。ぐすん。

余談だけど、今月29日はノエルの誕生日なのだ。

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