「新年の決意」が長続きしない理由。

2005/05/20 13:25 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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皆さん、ちょっと前の話になりますが、今年の新年の抱負として何か決意しましたか?ダイエット、貯金をする、何かの資格を取る……、人それぞれの目標を立てられたことでしょうが、決意の日から5ヵ月経った今、それの実行に向けて努力されている方はどれだけいらっしゃるでしょう。

……え?自分が一体どんな決意を元旦に決めたかも、まったく覚えていない?それじゃ、ウォール真木と一緒ですって(笑)。

さて、この「新年の抱負と、その挫折」について面白い研究結果が。ウェールズの首都にある国立大学、カーディフ大学の心理学者クリフ・アーノール氏が発表した研究によると、「人間の意思と1年の暦には実は深い関係があり、どんなに固い決心を1月1日にしたとしても、それは長続きしない場合が多い」そうなのです。

元旦はクリスマスの約1週間後。まだまだホリデーのノリが抜け切れませんね。そんな時に一大決心をしたとしても、クリスマス気分が終わると同時に、その「強い意思」もどこか忘却の彼方に、ということが実に多いのだとか。こんな経験、みなさんもありませんか。

では逆に、1年のどの日なら決意も持続するというのか?そんな疑問に着目したのがアーノール博士。人間の意思に影響を及ぼすといわれる「国民休日までの待ち時間」や「日照時間」といった暦に関係する要因を含めた公式を作成したのです。そしてその式を使ってはじき出されたのが今年は5月18日という日付だったとか。ちなみに、既に過ぎてしまいましたが5月18日は水曜日。水曜日というのも大切な要素だそうで、月曜日のように憂鬱でもなく、週末のようにいろいろな誘惑もないこの週中日は決心事をするのに最適なのだとか。

ただしこの結果は英国の休日などをインプットしたモノ。日本ではきっとまったく違う日付になるはずです。しかし5月は夏が間近になる季節。なんとなく前向きになってくる時期ですね。こんな時に作られた目標は、たしかに達成の確率も高そうです。

とりあえず、来週の水曜日には新たに「今年の抱負」でも立ててみようかと決心しました(笑)。

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