ユースケ・サンタマリア、映画主演までの軌跡。

2005/05/15 21:15 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


人気シリーズ「踊る大捜査線」に登場するキャラクターを主人公に据え、邦画としては珍しいスピンオフ作品として製作された映画「交渉人 真下正義」。織田裕二演じる青島俊作を中心に描かれる「踊る大捜査線」シリーズの中にあっては、ユースケ・サンタマリア演じる真下正義はそれほど目立つキャラクターでは無いなりが、青島刑事とは違う立場(キャリア組)という設定なので、違った視点で物語を描けるポジションではあるなりよね。今回の「交渉人 真下正義」では青島刑事をセリフ上でしか登場させず、そのタイトル通り真下正義を全面に押し出してキャラクターを確立させた作品になっているなり。

コ○助も先日「交渉人 真下正義」を観てきたなりが、思っていた以上に楽しめた作品だった、というのが率直な感想なりね。正直、公開前はあまり期待はしていなかったなりよ。前述のように真下正義はそれほど目立ったキャラクターではないし、何よりもユースケ・サンタマリア主演で2時間持つのかなぁ、という心配のほうが強かったなりね。実際どのような感じだったのかは映画館で観てもらうとして、脇を固めた寺島進や國村隼が良い抑えとなって、全体としては終始のめり込ませてくれる内容になっていたなり。一部、JR西日本の脱線事故を連想させるような描写があったのが時期的に微妙な感じはしたなりが、それ抜きに考えれば娯楽作品としては良くできた作品だったと思うなりね。

そんなユースケ・サンタマリアのインタビュー記事が、少し前に日刊スポーツに出ていたなり。ラテンバンド「BINGO BONGO」のヴォーカルとしてデビューしてから11年。どのように歌手から役者に転身したのか、そして映画主演という大役をいかにして掴んだのか。これまでの軌跡について語っているなりね。

[日曜日のヒーロー ユースケ・サンタマリア(日刊スポーツ)]
「(バンドの頃に気が付いたのは)結局、たくさんの人の前で、ワーッと衝動を発散する快感に酔いたいだけだった。曲作りや何時間もかけるレコーディングは死ぬほど嫌いで、音楽家になりたいわけではなく、人前で何かをやりたいだけだったんだと」
「(踊る大捜査線への出演依頼があったときには)知らない人間の強みというか、素人の浅はかさとでも言おうか、うまいことやれるなんて思っていました。よし! 目にもの言わせてやると」
「(踊る大捜査線では)役柄もあって、なるべく目立たないようにしてました。それがかえって、つかみどころのないキャラクターを作り上げる結果になったのかな」

もともと「歌手」から出発したユースケ・サンタマリアのキャリアなりが、大前提として決して歌手になりたかったわけでは無かったなりね。単に人前に出て目立ちたいと思っていただけだった、と。そう思っているときに日本テレビ系の深夜ドラマの主演に抜てきされたことが、役者の道を歩み始めたきっかけだったようなりよ。そして「踊る大捜査線」のオーディションを経て出演したことで大ブレイク。以後はドラマやバラエティに引っ張りだことなっているなりよね。あのおちゃらけた感じ、コ○助も結構好きかもしれないなり。

「交渉人 真下正義」は「踊る大捜査線」シリーズのファンなら恐らく楽しむことができるはず。まあそこは本広克行監督がメガホンを執っているので、下手は打っていないと思うなり。この後、8月にはスピンオフ第2弾の「容疑者 室井慎次」が公開されるので、ファンの人は「交渉人 真下正義」をお見逃しなく。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.