横浜のマーク・クルーン投手が日本最速159キロを記録。

2005/05/12 08:11 Written by コ○助

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「常時150〜156キロの速球を投げ、スライダーやチェンジアップなどの多彩な変化球を持つ」という触れ込みで、今年から横浜に加入したマーク・クルーン投手。当初球団はセットアッパーとして起用し、守護神の佐々木主浩投手へ繋ぐ「勝利の方程式」確立のキーマンとして期待していたなりが、佐々木投手の離脱によって急遽抑えに昇格していたなりよ。これまで13試合に登板、1勝0敗2セーブ、防御率1.80と安定した成績を残しており、今後の活躍次第では「佐々木不要論」に拍車をかけそうな存在なりね。

そんなクルーン投手が、11日に行われた楽天との交流戦で国内最速となる159キロを記録したなり。だいたい入団前に「Max○○キロ」という触れ込みでやって来る外国人投手は、実際にはその数字が出ることなく日本を去るパターンが多いなりが、クルーン投手はどうやらホンモノだったようなりよ。これまで日本の豪球列伝に名を連ねている名投手たちを一気に抜き去り、球史に名を残すことになったなりね。

参考までに、日本のプロ野球の速球ランキングをまとめておくと。

159キロ 2005/05/11 マーク・クルーン投手(横浜)
158キロ 2005/05/11 マーク・クルーン投手(横浜)
158キロ 1993/05/03 伊良部秀輝投手(ロッテ) 
158キロ 2002/07/29 山口和男投手(オリックス) 
158キロ 2002/07/31 山口和男投手(オリックス)
158キロ 2004/06/03 五十嵐亮太投手(ヤクルト)
158キロ 2004/09/20 五十嵐亮太投手(ヤクルト)
158キロ 2005/04/30 マーク・クルーン投手(横浜)
157キロ 1990/08/15 与田剛投手(中日)
157キロ 1995/04/12 平井正史投手(オリックス)
156キロ 1985/07/08 郭泰源投手(西武)
156キロ 1993/05/01 木田優夫投手(巨人)
156キロ 2000/07/28 松坂大輔投手(西武)
156キロ 2003/05/24 久保田智之投手(阪神)

蒼々たる面々の名前がズラリと並んでいるなりが、意外にも外国人投手で156キロ以上の球を投げたのは1985年の郭泰源投手以来、20年ぶりのことなりか。クルーン投手は4月にも158キロを記録し、11日の試合でも再び158キロを記録。その後、立て続けに159キロを投げる、といった具合に徐々に球速がアップしてきているなりよ。日本では前人未踏の160キロの大台に乗る可能性は十分にありそうなり。

ちなみに。クルーン投手は昨年所属していたロッキーズで4回の160キロを記録しており、10年前には163キロを投げたことがあるのだとか。年俸4,160万円の格安助っ人が、これから中盤から終盤にかけて旋風を巻き起こすことになるかもしれないなりね。国内最高年俸の6億5,000万円を手にしながら活躍できずにいる佐々木投手、これは本当にピンチなり……。

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