元巨人のチョ・ソンミン投手、紆余曲折を経て現役復帰へ。

2005/05/06 06:14 Written by コ○助

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波瀾万丈の人生を歩んでいる元巨人のチョ・ソンミン(趙成?)投手を覚えているなりか? Narinari.comでもたびたび話題として取り上げているので野球ファン以外でも名前くらいは知っているという人は多いかもしれないなりが、2002年に現役を引退したチョ・ソンミン投手が韓国のハンファイーグルズと契約を結び、3年のブランクを経て現役復帰することになったなりよ。球団から年俸5000万ウォンで契約したと、正式に発表されたなりね。

チョ・ソンミン投手はその異例な球歴も注目されたなりが、現役引退後の私生活面でも注目を集めること多々。どのような選手だったのかを簡単に振り返っておくことにするなり。

まず異例だったのは、韓国の高麗大学から韓国プロ野球を経ずに巨人と入団契約を交わし、その契約年数が8年という驚くべき長期契約だったこと。巨人としてはアマチュアの外国人選手をドラフト以外のルートで獲得して、長いスパンで育成するという、当時としては画期的な試みだったなりよ。その期待に応えるべく、入団2年目の1998年には前半戦だけで7勝を挙げ、オールスター戦に出場。ところが、この最初で最後の出場となったオールスター戦で右ひじを故障し、その後は手術とリハビリに明け暮れる日々で、結局2002年に1年間残していた契約を破棄して現役を引退したなり。通算成績は11勝10敗10セーブ、防御率2.84。

現役引退後は、巨人在籍中に日本でその味を知ったシュークリーム店「ビアード・パパの作りたて工房」の韓国でのフランチャイズ事業に乗り出し、一時は好調だと伝えられたこともあったなりが、店舗急拡大のツケで赤字がかさみ経営危機に。会社の赤字補填のために妻で韓国のトップタレントのチェ・ジンシル(崔真実)から借金をしていたものの、この返済が滞ったことから夫婦間で裁判沙汰となり、さらには離婚調停を申し立てられてしまうなり。そして協議離婚に向けて別居中だった2004年8月に、妻の家を訪れたチョ・ソンミン投手が暴力沙汰を起こして逮捕されてしまったなりね(起訴猶予処分)。

まさに転落の人生という感じだったなりが、結局妻との離婚も成立し、心機一転、今年からMBC-ESPNの解説者として活動をしていたなりよ。そのため、もう現役復帰という選択肢はないかと誰もが思っていただけに、今回のハンファイーグルズへのシーズン途中の電撃入団は、韓国でも驚きを持って受け止められているようなり。チョ・ソンミン伝説はまだ終わらないなりね。

これだけの人生を歩みながら、実はチョ・ソンミン投手はまだ32歳。右ひじの状態が完治し、3年間のブランクを立て直すことができるならば、年齢的にはまだまだプレーすることは可能なりよね。まあ、その前提条件となる2つが想像以上に高いハードルと言えるなりが……。果たしてチョ・ソンミン投手は蘇ることができるのか。いろいろとあったなりが、1998年の活躍は凄かっただけに、もう一度、野球で輝きを取り戻すことができると良いなりね。頑張って欲しいものなり。

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