4月のプロ野球観客動員数、巨人を抜いて阪神が首位。

2005/05/01 19:37 Written by コ○助

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各球団がこれまで公然と行ってきた観客数の水増し発表。誰もが不思議に思いながらも、これまでその「聖域」にメスが入れられることは無かったなりよね。今年からそうした旧態依然としたプロ野球の体質改善の一環として観客の実数(=実際に球場に足を運んでいる人の数)発表がスタートしたなりが、開幕から1か月経った4月末日時点で昨年までとは違う傾向が現れているなりよ。

実数発表の最も大きな影響を受けているのは巨人。東京ドームの収容人数が46,314人(※球場改修に伴い今年から45,600人)にも関わらず、昨年までは東京ドーム開業以来すべての試合で55,000人と水増し発表し、常に「年間の観客動員数首位」の座をキープしてきたなりよね。「球界の盟主」の根拠のひとつとして観客動員数が利用されてきたわけなりが、実数発表の導入が決定した時点で予測はできたことではあるものの、4月の観客動員数では巨人が首位から転落してしまったなりよ。

巨人は43,684人だった広島との開幕戦を皮切りに、4月は11試合(2試合は東京ドーム以外)を主催したなりが、1試合あたりの平均観客動員数は40,033人。昨年までは、4月時点では東京ドーム以外の主催試合を含めても平均観客動員数は5万人前後だったことを考えれば、大幅な減少となったなりね。今年の観客動員数が正しい数字なので、減少というのも変な話なりが(笑)。

巨人に代わってトップに躍り出たのは阪神。満員だと48,000人ほど入る大きな甲子園球場を本拠地に構えているだけあって、快調に観客動員数を積み重ねているなりね。4月は12試合(甲子園以外が3試合)を主催したなりが、12試合の1試合あたりの平均観客動員数は43,141人。単純にこのままのペースが続けば巨人が阪神を抜くのは相当厳しいと言わざるを得ないなりが、それもすべては優勝争いに絡みながらシーズン終盤まで盛り上げることができるかどうかにかかっている、といった感じなりか。

巨人戦の観客動員数が伸び悩んでいるため、ダフ屋からも「巨人の人気が落ちているんだから、どうしようもない。今年は輪をかけてひどい」と言われてしまう始末。最下位に低迷していることも今後さらなる観客動員数減に拍車をかける要因になるのは確実なだけに、巨人の成績ともども、観客動員数の推移にもぜひご注目くださいませ。

☆2004年の球団別観客動員数
1位 3,744,500人 巨人(1試合平均 53,493人)
2位 3,523,000人 阪神(1試合平均 50,329人)
3位 3,070,000人 ダイエー(1試合平均 46,500人)
4位 2,330,500人 中日(1試合平均 34,272人)
5位 1,686,000人 ヤクルト(1試合平均 24,794人)
6位 1,649,000人 西武(1試合平均 24,300人)
7位 1,616,000人 日本ハム(1試合平均 24,900人)
8位 1,596,000人 ロッテ(1試合平均 23,800人)
9位 1,500,000人 横浜(1試合平均 22,059人)
10位 1,415,000人 オリックス(1試合平均 21,800人)
11位 1,338,000人 近鉄(1試合平均 19,700人)
12位 986,000人 広島(1試合平均 14,086人)

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