サッカーW杯予選、6月の北朝鮮戦は第三国で無観客試合に。

2005/04/30 16:34 Written by コ○助

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3月3日に北朝鮮の平壌で行われたサッカーW杯アジア最終予選B組の北朝鮮−イラン戦の際に、主審の判定を不服として観客が暴徒化。観客が瓶などをグラウンドへ投げ入れたほか、関係者入り口や選手の乗ったバスを取り囲み、1時間半に渡って選手や審判を「軟禁」状態にしたとしてFIFAの規律委員会にかけられていた北朝鮮なりが、次の試合である6月8日の北朝鮮−日本戦に対する処分が発表されたなり。この種の処分としては、最も重いものが科せられることになったなりね。

具体的に発表された処分をまとめておくと。

・北朝鮮−日本戦は平壌ではなく、中立国で開催すること。
・この試合に限って無観客で開催すること。
・北朝鮮は制裁金として2万スイスフラン(約176万円)を支払うこと。
・北朝鮮には3日間の異議申し立て期間が与えられる。

無観客試合や中立国での開催は過去にも行われたことがあるなりが、両方の処分が一緒に下されるのは極めて異例。また、日本のW杯予選の試合で無観客試合となるのは初めてのことになるなりね。こうした重い処分に対して日本サッカー協会の川淵三郎会長は「予想を超える厳しい処分」と、厳罰に驚きを隠せずにいたようなり。

無観客試合が日本代表にどのような影響を与えるかは定かでは無いなりが、平壌での開催が無くなったという点に関してはメリットがいくつか考えられるなりね。例えば……。

・国交もなく、緊張が高まっている北朝鮮に渡航する必要がなくなった。
・人工芝の金日成スタジアムでプレーする必要がなくなった。

個々の選手への負担という意味では、この2つの点が回避されただけでも大きなメリットになるのではないかと。日本は6月3日にアウェーで開催されるバーレーン戦に勝てば、この北朝鮮戦がW杯への出場が決まる大一番になるだけに、少しでも不安要因が取り除くことができるのは大きいなりよね。

とはいえ、この処分を北朝鮮が受け入れるかどうかは、3日間の異議申し立て期間に北朝鮮がどう出るかにかかっているところ。仮に異議を申し立てた場合には、処分の最終決定が5月下旬から6月にずれ込むことも有り得るようなので、日本サッカー協会はギリギリまで対応に追われることになりそうなりね。

日本にとっては降って湧いたような話なりが、浮かれて足下をすくわれることの無いよう、キッチリと勝ってW杯へとコマを進めて欲しいなりね。でも、その前に難敵のバーレーンに勝つことが先決なりが。どうか連勝ですんなりW杯出場が決まりますように。

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