アメリカの「事務専門職員週間」とは。

2005/04/28 11:49 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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先日アメリカのグリーティング・カード専門店 "Hallmark"に足を運んでみると、そこには「4月27日は "Administrative Professional Day" です」というポスターが。そしてお店の一番目のつく場所に並ぶ、「部下さん有難う!」的なメッセージが書かれた、数々のカードたち。アメリカ人はカードを贈り合うのが大好きなお国柄ですけど、こんな種類のカードもあるんですねぇ。しかし日本人にはあまり聞きなれないこの祝日、一体何なのでしょう。

この "Administrative Professional Day" (事務専門職員の日)は毎年4月の最終水曜日に行われます。実はこの水曜日のある1週間丸ごとが「事務専門職に就く人達に感謝する週間」なのだそうで、この期間は一般企業や、役所、学校などで上司がこれらの仕事に就く部下たちをねぎらい、豪華なランチを奢ったり、プレゼントなどを贈るのだそうです。

1952年に「全米セクレタリー協会」が始めたこの運動は、当初「ナショナル・セクレタリー・デー」と呼ばれていました。その後対象を「秘書」だけに限定するのではなく、もっと広い範囲の「事務職員」スタッフに拡大されました。そうすることでもっと多くの職員を労うことが出来るようになり、その結果、この運動自体も全米に浸透して行ったのです。そして協会自体も「国際事務職員協会」と改名し、アメリカのみならず海外でもメンバーをサポートする活動を行っているそうです。

事務職員といえばどちらかというと「縁の下の力持ち」的な、目立たない仕事かもしれません。だからこそ、彼らの存在に感謝するこの1週間が大切なのかもしれませんね。

ところで、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルでは、この "Administrative Professional Day" にちなんで、2005年4月18日から4月28日までの週日に、特別ランチを提供しているそうです。自分の部下に日頃の感謝の気持ちを伝えたい方は、こんなサービスを利用するのも手かもしれませんね。

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