映画「サハラ」の評判、日米比較。

2005/04/22 11:17 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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新作「サハラ−死の砂漠を脱出せよ」のプロモーションのために主役のペネロペ・クルスとマシュー・マコノヒーがそろって来日し、ここ数日メディアでも多く取り上げられています。日本では6月の公開が予定されていますが、一足先に封切られたアメリカでは、冒頭の週末に興行収入が1850万ドル(日本円で約20億円)となり、いきなり売り上げトップに躍り出るなど、その人気はなかなかのもの。

それにしても同作品を話題にしていながら、日本とアメリカでは若干その取り上げ方に違いがあるのが面白いところ。日本ではどちらかというと主演女優のクルスをクローズアップした記事等を多く見かけますが、アメリカでは逆にマコノヒーに注目しているような感があります。

確かに私生活で「クルスの呪い」が存在するといわれるほど、噂の耐えない彼女。共演する男優が次々に破局したり、実際に彼女自身が彼らのハートを射止めてしまうこともあったりと、ちょっと小悪魔的なイメージもつきまとっているペネロペちゃんです。実際に「バニラ・スカイ」で出会ったトム・クルーズと別れた直後に、今回共演したマコノヒーと恋人同士になったりと、恋多き女性って感じですね。まあ悪女っぽいほど魅力的ともいいますし、ゴシップの中心になるのも頷けるかな、と。

でもマコノヒーの方は、インディー映画時代から培われた演技力に定評があり、正統派の俳優として活躍中。さらにポール・ニューマンの若き頃にそっくりといわれるその顔立ちは米国では女性ファンのまなざしを釘付けにしている模様です。しかもその甘いマスクに似合わないほど、贅肉ゼロの鍛え抜かれた体。あれには思わずクラクラっときます(笑)。ちなみに彼は俳優の他にプロデューサーや脚本家としても活躍しているとか。最近はMTVで彼がキャンピング・カーでアメリカ中を放浪するドキュメンタリー番組が放映されたりと、アメリカでのメディア露出度は断然的にマコノヒーが勝っています。

そういえば、ウォール真木がマコノヒーの存在を知るようになったのは「評決のとき」(1996年)から。あの作品では彼のインテリなメガネ顔にほれ込んでしまいましたが、最近は彼の体格(特に割れた腹筋!)の方に注目してしまいます。あぁ、私もあんな筋肉が欲し……(ちょっと違う)。

まあクルスとマコノヒー。日米で注目度が違うとしても今回の映画出演で、以前よりもっとブレイクしたことは間違いナシ。そんな彼らをとくと堪能されたい方は、6月にぜひ「サハラ」をご覧になって下さいませ。

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