故・伊丹十三監督の妻、宮本信子が映画復帰を決意。

2005/04/18 04:48 Written by コ○助

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日本映画に大きな足跡を残しながら、1997年12月20日に自ら命を絶った伊丹十三監督。社会を鋭く斬りながらも、コメディ要素満点の作品に仕上げる独特の作風は、今なお多くの映画ファンが愛して止まないなりが、そんな伊丹監督のすべての作品に出演していたのが、妻で女優の宮本信子なりね。「マルサの女」に代表される「女シリーズ」では主演を務めるなど、伊丹作品に欠かすことのできない女優だったなりが、伊丹監督の死後は一切の映画への出演を拒否。ドラマや舞台、ディナーショーなどで活動を続けて来たなりよ。

映画への出演を拒んできたのは、伊丹監督への強い想いがあったからにほかならないなりが、伊丹監督が他界してから8年近くが経過したことで、宮本信子の心境にも変化が現れてきた様子。スポーツ報知のインタビューに答えた宮本信子が、映画復帰に向けての意欲を語っているなりよ。

「(夫のことは)全部つぼに入れてパタッとフタしてたのね。『一切見ない!』で次に進もうとしてた」
「(伊丹作品は)ずっと見られない自分がいたのね。冒頭に出てくる東宝のマーク見るだけでつらくて。今年に入ってやっと『お葬式』を見て。自分が出ているのを忘れるぐらい、いい映画だったわ」
「(映画への出演は)もう映画に出ないつもりでいたの。伊丹への思いと自負もあったから。でもそれにがんじがらめになっていると、見えるものも見えなくなる。今は話がくれば考えられる。そう気づくのにこれだけの時間が必要だったんだと思います」

コ○助は「お葬式」を初めて観たのは小学生の頃だったなりが、えらく刺激的な内容だと感じたのをよく覚えているなりよ。もちろん強烈な印象を受けた、かの有名な喪服のセックスシーンも含めて「刺激的」なわけなりが(笑)。今思うと、ちょっと小学生のコ○助には早過ぎる内容だったなりねぇ……。まあそれは冗談としても、ほんと、「お葬式」は良い作品だったなりよ。コ○助はそれまでの人生で実際のお葬式を経験したことがなかったなりが、「悲しいだけではないんだ」というお葬式に対するイメージを創り上げたのは、きっと「お葬式」を観たことが大きく関係しているような気がするなり。

宮本信子は1945年生まれの60歳なりが、この世代の女優でコメディを演じられる女優はそうはいないだけに、長い休養を経て再び映画に意欲が出てきたというのは喜ばしいことなりよね。まだ具体的に何かのオファーが来ているわけでは無いようなりが、日本映画があまり得意ではないコメディの分野に喝を入れるためにも、ぜひともまた、映画での活躍を続けて欲しいものなり。

☆故・伊丹十三監督作品のDVD-BOX
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・「お葬式」「タンポポ」「あげまん」「大病人」「静かな生活」(監督作5本)
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・「マルサの女」「マルサの女2」「ミンボーの女」「スーパーの女」「マルタイの女」(監督作5本)
・「マルサの女をマルサする」「マルサの女2をマルサする」「ミンボーなんて怖くない」(メイキング3本)
・特別豪華BOX仕様、豪華ブックレット付き
・価格は29,925円(Amazon.co.jpなら20%、5,985円OFFの23,940円
・13,000セット限定生産

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