監督が語る「Shall we Dance?」日本版との比較。

2005/04/15 15:49 Written by コ○助

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周防正行監督、役所広司主演の映画「Shall we ダンス?」が日本で大ヒットしたのは、今から9年も前のこと。日本発のコメディ映画の傑作としてアメリカに乗り込んだ「Shall we ダンス?」は、そこでも高い評価を受けて配給網が拡大。最終的には世界19か国で公開されたなりね。その後、早い段階から「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイクの企画が浮上。実際に製作に漕ぎ着けるにはかなり苦労もあったようなりが、ようやく完成したハリウッド版「Shall we Dance?」は昨年10月に全米で公開されるとスマッシュヒットを記録し、改めてこの作品の持つ魅力が認識されたなりね。

そして今月23日に、ハリウッド版「Shall we Dance?」がいよいよ日本に上陸するなり。日本版で役所広司が演じた役をリチャード・ギアが、草刈民代が演じた役をジェニファー・ロペスが演じるなりが、ほかのキャストも日本版と似た個性的なキャラクターを揃えるなど、日本版に対するリスペクトが感じられる作品に仕上がっていると専らの評判なりよ。コ○助も予告編は何度か観たなりが、竹中直人風の人や田口浩正風の人が出ていたのにはちょっと笑ってしまったなりね(笑)。

この「Shall we Dance?」の監督を務めたのがピーター・チェルソム監督。これまであまりメジャーな作品は製作していないなりが、マコーレー・カルキンの弟、キーラン・カルキンが熱演している「マイ・フレンド・メモリー」やジョン・キューザック主演の恋愛映画「セレンディピティ」などは、いずれも映画マニアの間では高く評価されているなりよ。コメディに関しては未知数なりが、心に響くような作品を撮ることには定評のある監督と言えそうなりね。そんなピーター・チェルソム監督が、日本版とハリウッド版の比較について語っているインタビュー記事が産経新聞に出ていたのでご紹介を。

「脚本、役所(広司)さんの演技は完璧(かんぺき)だったので、リメークにあたって返事に随分迷った。オリジナルと差をつけようとは考えず、米文化をフィルターにかけようとした」
「(リチャード・ギアの役は)弁護士で家も車もすてきな奥さんもいる。でも何かに苦悩し、欠けているものがある。彼なら体現できると思った」
「(キャスティングは)求めていたものにぴったり」

日本版の周防監督も「オリジナルを大切にしてくれている。モチーフが一緒だから演出の違いがスクリーンによく映えている」と絶賛しているという、ハリウッド版の「Shall we Dance?」。ホラー作品以外のハリウッドリメイク作品はそれほど多いわけではないので、どのように生まれ変わったのかを確認しておく意味でも、ぜひ劇場に足を運んでみて下さいませ。

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