手のひらサイズに高音質、松下電器製「D-snap Audio」レビュー。

2005/04/09 09:39 Written by コ○助

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「これがあゆのカタチ」との決めゼリフが印象的な、浜崎あゆみ出演CMが大量オンエア中のスクエアデザインと有機ELディスプレイを採用した携帯オーディオプレーヤー「D-snap Audio」。「iPod mini」の半分程度のサイズで、大容量でも比較的安価に購入可能なSDカードを使うことができるプレーヤーとして、シリコンオーディオプレーヤーを好む層からは注目を集めている製品なりね。

「D-snap Audio」の仕様を簡単にまとめておくと。

・漢字表示が可能な、最大4行表示対応の有機ELディスプレイ搭載(鏡面仕上げ)。
・MP3、WMA、AACのファイル再生が可能(AACはSD Jukeboxで作成したもののみ)。
・FMチューナとボイスレコーダ機能搭載の上位モデル「SV-SD100V」と非搭載の下位モデル「SV-SD90」がラインアップ。
・SDカードスロット搭載ミニコンポ「SC-PM910DVD/SC-PM710SD」を利用すれば、CDから直接SDカードに録音できるため、パソコンを介さずに転送可能。
・最大駆動時間は14時間30分。
・本体色は「SV-SD100V」がシルバーとブルーの2色、「SV-SD90」がホワイト、ブルー、レッドの3色。
・価格は「SV-SD100V」が18,000円前後、「SV-SD90」が14,000円前後。

特徴的なのはやはり本体前面部を構成する鏡面仕上げの有機ELディスプレイなりか。表示される情報はほかの携帯オーディオプレーヤーとそう大差のないシンプルなものなりが、有機ELディスプレイならではの鮮明な文字表示と浮かび上がってくる様が一際目を引くのは確かなりね。

この「D-snap Audio」の上位モデル「SV-SD100V」のレビュー記事がデジタルARENAに出ていたなりよ。まだ8日に発売されたばかりなので、この春にこの手の製品の購入を検討している人には参考になる記事なのではないかと。

「『iTunes』でエンコードしたAACファイルは再生できない。iPodシリーズから本機に乗り換えようと考えているなら気を付けよう」
「前面は平滑性の高いハーフミラーで、簡単な化粧直しくらいには使えそうなくらいよく映る」
「問題は操作ボタンが左右の両側面に分かれていること。そのため本体を持ったその手で、すべての機能を操作することができない」
「おまけにボタンがやや硬めで、爪先で強めに押さないと応答しない。これが操作ミスを誘うのも困ったとこと」
「このモデル最大のセールスポイントは、やはり音質だろう」

毎日のように使いたいモノだからこそ、携帯オーディオプレーヤー購入の際によく検討しておきたいのは操作性。機能を呼び出す方法が煩わしかったり、曲の再生方法がこなれていないものだとイライラしてしまうことも多いなりが、「SV-SD100V」は残念ながら操作性の面ではあまり高い評価を与えることができないようなりよ。ほかの携帯オーディオプレーヤー、特に日本で最も普及している「iPod」シリーズが片手でも操作しやすい秀逸な操作性を誇る製品だけに、相対的に見ると余計に「SV-SD100V」の粗が見えてしまうのかもしれないなりね。

それでも、音質面はかなり良いようで、そこは長年MDなどを含めたオーディオプレーヤーを開発してきた松下電器産業らしさが出ているようなり。個性的なデザインや音質にこだわる人にとっては、十分に購入候補になりそうな製品なりね。気になる人は、まずは店頭で実機チェックを。

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