巨人の新守護神ダン・ミセリ投手、早くも引退を決意か。

2005/04/06 22:15 Written by コ○助

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毎年のようにV逸の要因として挙げられる巨人のストッパー問題。ストッパーを任せることができる絶対的な守護神を確立できないため、相手球団からは「先発投手が降板したらチャンス」と言われてしまうほど後ろの投手がウィークポイントになっているなりよね。中継ぎ投手のスタッフも他球団に比べると見劣りするなりが、やはり勝ちゲームの最後に絶対的なストッパーが出てこないというのは、最後の打者までチャンスがあるというニオイを漂わせてしまうので、巨人にとっては致命的な欠点とも言えるなりよ。

今年はそんな救援陣を立て直すべく、メジャー通算579試合、41勝48敗35セーブ、防御率4.47の成績を収めた「153キロ右腕」の触れ込みのダン・ミセリ投手を1年、1億8,000万円の巨額契約で獲得。ミセリ投手は昨季はアストロズでプレーし、74試合に登板、6勝6敗2セーブを挙げて優勝決定シリーズにも出場した現役メジャーリーガーだったこともあって、堀内監督も「懸案だった補強ができた」とご満悦だったなりよ。

ところがキャンプの頃から自慢の「MAX153キロ」のストレートは鳴りを潜め、投じる球はせいぜい130キロ後半から140キロ前半程度。キャンプ終盤にはセットポジションからの投球に不安があることが発覚し、オープン戦では火だるまに。一向に調子を上げないままシーズンが開幕してしまったなりが、開幕戦の広島戦では2本塁打を被弾して逆転され、5日の横浜戦ではサヨナラヒットを打たれるなど、全く良いところなし。2億円近い年俸を貰っている選手とは思えない働きぶりとなっているなりね。

まだ開幕から2試合しか登板していないなりが、そんなミセリ投手に「引退発言」という気になる記事が出ているなりよ。まあ夕刊フジの記事なので話半分にしておくのが良いと思うなりが、あまりにもスピーディーな展開なので見ておくことにするなりね(笑)。

「(ミセリ投手には)いったんは昨季限りの引退を決意しながら、降って沸いたような巨人からのオファーに応じて、プレーを続けている経緯があるという」
「『おれは、どんな成績に終わっても、今季限りで引退する。本当は、昨年限りのつもりだったのに、巨人から思わぬオファーが来たから、日本野球を経験して、見聞を広めるのもいいだろうと考えて来日した。メジャーでやり残したことは何もないし、ダメなら、さっさと帰国するだけだ』と話している」

堀内監督は早くもストッパーを任せることを断念し、当面は中継ぎとして起用する方針を固めたようで、巨人としては開幕からわずか5試合で戦略変更を余儀なくされているなりね。開幕からつまずいてしまった今年の巨人。阪神ファン的には喜ぶべき状況ではあるなりが、やや心配なところではあるなり。

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