楽天が早くも弱音、11球団に戦力協力を要請。

2005/04/01 11:36 Written by コ○助

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開幕戦はエースの岩隈久志投手の力投で勝利を挙げたものの、その後の4試合は26失点の歴史的大敗を含む4連敗と、下馬評通りの「実力」を発揮してしまっている楽天。開幕から2カード(5試合)終わった時点でのチーム成績は打率.160、本塁打ゼロ、得点6、失点47の防御率10.32と惨憺たる状況になっているなりね。コ○助もソフトバンクとの3連戦を見ていたなりが、先発投手がある程度力投しても中継ぎが試合を壊す、打線がまったく繋がらずに試合にならないと、まあ開幕前の不安がそのまま試合に現れているなりよ。冗談抜きで、年間100敗に届く勢い……かもしれないなりね。

そんなチーム状態に、早くもフロントが他11球団に泣きを入れてきたなり。3月31日に開催されたパ・リーグ理事会と実行委員会の席で、楽天の井上智治球団取締役が「楽天野球団としては個別な問題として、お話ししたいことがあります。6月30日まで補強期間があるので、今後個別に(戦力補強の)協力をお願いするつもりです。どうか対応をお願いしたいと思います」と、異例の戦力協力要請。特に巨大戦力をほこる巨人とソフトバンクに強くお願いをしたというなりよ。楽天は交換トレードに出せるだけの戦力を持っていないので、事実上金銭トレードの申し入れをしたことになるなりが、そんな虫の良い話がまかり通るのかと、楽天の姿勢に対してプロ野球ファンの間からは異を唱える声が上がっているなりね。

なぜなら、楽天は球団経費を抑えるために、オフに補強らしい補強をちゃんとしていなかったから。楽天の戦力は基本的には昨年の分配ドラフトで獲得した選手。それに外国人選手とドラフトで獲得した選手のみで構成されているなりね。昨年オフは仁志敏久内野手、清水隆行外野手(巨人)、鈴木健内野手、真中満外野手、稲葉篤紀外野手(ヤクルト)、野口寿浩捕手、藪恵壹投手(阪神)、大村直之外野手(近鉄)、奈良原浩内野手といった選手がFA権を行使したにも関わらず、楽天はまったくFA選手の獲得には興味を示さなかったなりよ。これらの選手の中には「国内球団への移籍も視野に……」と言っていた選手もいたので、交渉次第では楽天入りだって有り得ない話では無かっただろうに。

また、外国人選手に関してもゲーリー・ラス投手、ケビン・ホッジス投手、アーロン・マイエット投手、マット・スクルメタ投手、ルイス・ロペス内野手、デイモン・マイナー内野手と、一応は6人獲得しているものの、もう少しお金を出して良い選手を獲るという選択肢もあったろうに。楽天がお金を持っていない球団なら仕方がないなりが、そういうわけでは無いなりからねぇ。球団創設1年目から戦力を揃えるという気概のようなものが全く感じられず、現有戦力にこだわった楽天が、「開幕したらやっぱり弱かったので選手下さい」というのは筋が違うという声が上がっているなりね。

手っ取り早い補強策としては、昨年まで日本で実績を残していたのに解雇されたジョージ・アリアス外野手やロベルト・ペタジーニ内野手、ペドロ・バルデス外野手あたりを獲得するという方法も。特にペタジーニ選手はDH制のあるパ・リーグならば活躍が保証されているようなものなので、大枚をはたく価値はあると思うなりが、楽天の財布の紐の堅さでは実現は難しいかもしれないなりね。

今日1日はフルキャストスタジアム宮城での本拠地開幕戦。岩隈投手が登板することが決まっているので、今日は再び勝てる可能性があるなりが、ここで負けてしまうことになると明日以降ズルズルと連敗が止まる気がしなくなってしまうなり。果たして岩隈投手を擁した楽天は勝利を飾ることができるのか。そして、そんな岩隈投手頼りという楽天に救いの手を差し伸べる球団は現れるのか。まだしばらくは楽天から目が離せなそうなりね。

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