楽天、26失点の歴史的大敗に田尾監督「ファンにすまない」。

2005/03/27 23:53 Written by コ○助

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2年連続15勝を挙げ、昨年は最多勝のタイトルを獲得したエースの岩隈久志投手が開幕戦で安定したピッチングを披露。球団の公式戦初試合で白星を飾る幸先の良いスタートを切った楽天なりが、開幕から2戦目にして早くも歴的的な大敗を喫してしまったなり。ロッテに対して送り出す投手が次々と打ち込まれ、終わってみれば被安打24、14四死球で26失点。打撃陣も1安打を放つのが精一杯で、危うく大量失点+ノーヒットノーランのダブル失態を晒すところだったなりよ。

もともと楽天は岩隈投手に続く2番手以降が弱いとの指摘もあったなりが、27日の試合はその問題点が露呈された格好となるなりね。先発したのは、田尾監督が大きな期待をかけている藤崎紘範投手。昨年オフに近鉄から戦力外通告を受けた藤崎投手なりが、キャンプ、オープン戦を通じて結果を残し、先発2番手の座を掴み取ったなりよ。でも、まだ見切りを付けるには早いとはいえ、残念ながら楽天での初登板は1回2/3を投げて5安打4失点。辛いデビューとなってしまったなり。

藤崎投手の後を受けて登板した有銘兼久投手は1アウトも取れずに5失点。小倉恒投手は1回1/3を投げて5失点。福盛和男投手は1回を無安打無失点に抑える好投を見せたなりが、代わった徳元敏投手は2回で5失点。極めつけはオープン戦でも打ち込まれたとはいえ、楽天の守護神候補の一人として名前の挙がっていたアーロン・マイエット投手が2回で7失点。中継ぎの投手がボロボロだったのはある程度仕方ないにしても、助っ人に使える目処が立たないのは痛いところなりよね。

これだけの大敗に普段は明るい田尾監督もさすがに意気消沈気味で、「ファンの方々にはすまないゲームを見せてしまった」「今季はいろいろなことが起きると頭にはあったが、それを超えてしまった」と「想定の範囲『外』」の出来事がいきなり襲ってきてしまったようなりね。また、オープン戦でのチーム防御率が2.85と好調だったことから、小野投手コーチもこれだけの大敗には首を傾げている様子。「何で開幕して同じ気持ちでいけないのか」と、投手陣の精神面の弱さに怒りを露わにしていたなり。

28日からはソフトバンクと3連戦。ロッテよりも下馬評の高いソフトバンク相手に、同じような大敗を喫するようなことがあれば、4月に入る前に楽天の評価急落は必至。長いシーズン、パ・リーグが早々に5球団による争いにならないためにも楽天には頑張って欲しいところなりが、厳しい現実が突きつけられてしまったなりね。どうか27日のような試合が何試合も続きませんように……。

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