愛知万博が開幕、「値段が高い」と評判の食事事情は?

2005/03/25 11:46 Written by コ○助

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国内開催の総合博としては大阪万博以来35年ぶりとなる愛知万博(愛・地球博)がいよいよ開幕。25日の名古屋地方はあいにく朝方は雪が混じるほどの寒さだったようなりが、会場の4つのゲートの前には開門前から約9,000人ほどの長蛇の列ができるなど、盛況なスタートとなっているなりね。開場前の様子はテレビなどでも盛んに報じられているので、その混雑ぶりを目にした人も多いのではないかと。まるで休みの日のディズニーランドの開園前のような混雑っぷりだったなりよ。

それにしても久しぶりの万博ということで各メディアがこぞって愛知万博を取り上げているせいもあって、数か月前には「全然興味がない」と言っていたような人も、今は関心があるという人も結構いるなりよね(笑)。コ○助の周囲にも、そんな人が何人もいるなりよ。なので、まだ具体的に行く予定を立てていなくても、これからゴールデンウィークや夏休みにかけて漠然と「行きたい」と思っている人も多いと思うなりが、行く前に必ずチェックしておきたいのがやはり食事事情。かねてから弁当類の持ち込みが禁止されていることについて疑問の声が出ているなりが、それ以上に話題となっているのが会場内のレストランで提供されるメニューの値段の高さなりよ。

そもそも、なぜ弁当類を持ち込んではいけないのかという点についておさらいしておくと。財団法人2005年日本国際博覧会協会はその理由として次の2点を挙げているなり。

・弁当の中に凶器を隠したり、ペットボトルに危険な液体を入れて会場内に持ち込まれる可能性を否定できない。
・夏場の暑い時期に弁当が傷んで食中毒の原因になりかねない。

一応、例外として小・中学校の遠足やアレルギーで特定のモノしか食べられない人の弁当は許可されているほか、お菓子や菓子パンの持ち込みは許可されているなりね(調理パンはダメ)。また、バナナは「弁当」ではなく「おやつ」と申告すればOKという、冗談のような話も出ているなりよ(笑)。まあいずれにしても、基本的には持ち込みは禁止というわけなり。

そうなると、会場に足を踏み入れた人はすべて会場内のレストランで食事を取ることになるわけなりが、ある程度値段が高いというのは覚悟するとしても、実際にどの程度なのかは興味があるところなりよね。分かる範囲でいくつか会場内のレストランのメニュー価格をまとめておくと。

・ポップコーン 1,000円(空中回廊にあるワゴン)
・チーズをのせたフランスパン 1,000円(FRANCE PIZZA BAGUETTE)
・すきやきコロッケ蒸しパン 600円(和食 なごや)
・肉まん・あんまん・高菜まん 400円(ホテルオークラ中国料理「桃花林」)
・名代 海老カツどん 1,200円(クィーン・アリス アクア)
・シシケバブ 1,200円(神楽坂 トルコレストラン ソフラ)
・カルビロコモコ 1,000円(フェスティバル フードコート)
・石焼ビビンバセット 1,300円(ワールドレストラン)
・ビーフカレー 1,000円(カレーショップ チタカ)
・さばサンド 800円(メルハバ)
・生ハムバゲット 800円(Europe by nature Caffe)
・玉せん 350円(フェスティバル フードコート)
・焼肉ランチ 1,500円(コリアンレストラン 韓一亭)
・ピエモンテ風パスタ 1,600円(リストランテ ドルチェ イタリア)
・ひつまぶし 2,500円(ビュッフェ ながくて)
・二段弁当 1,800円(お弁当)

これらはほんの一例でしか無いなりが、見てわかる通り、1,000円前後が基本の価格設定になっているようなりよ。まあこの程度なら……とも思うなりが、それにしたってポップコーンが1,000円とか、蒸しパンが600円というのは、ちょっと経済感覚が狂っているような気も。ちなみに、上を見たらもっと高いメニューはあって、例えば日本料理のなだ万の「懐石 桐」は10,500円、クィーン・アリス アクアの一番高いコース料理は13,000円などなど。その他、各レストランのコース料理や豪華弁当系は3,000円前後するものがザラのようなりよ。まあここら辺はそういうニーズもあるとは思うので別に良いとは思うなりが、安いメニューが少ないという点が問題なりよね。

会場の広さのわりに、レストランの数はそれほど多いわけでは無いので、食事時には長蛇の列ができるのは必至。並んだ末に高いお金を払って出てきた料理は大した量もなく、味も普通……という不満四重奏になりそうな悪寒もしてくる愛知万博の食事事情。これから多くの人が訪れて、そういった不満が愛知万博の評価を下げることにならなければ良いなりねぇ……。

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