欽ちゃん球団の活動資金はどこから捻出されているのか。

2005/03/23 11:21 Written by コ○助

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野球界を盛り上げるべく、欽ちゃんこと萩本欽一が旗手となって創設されたクラブチーム「ゴールデンゴールズ」。選手のトライアウトやキャンプ、プロ野球OB(マスターズリーグ選抜)チームとのオープン戦などをこなし、4月のクラブ選手権1次予選に向けて着々と準備を進めているなりよね。欽ちゃんの監督としての采配云々はともかくとして、元プロ野球選手や甲子園出場経験者も加入している選手構成は、都市対抗出場も夢ではないという声もチラホラと聞こえてくるほど。まあ現実的には厳しいものがあるかもしれないなりが、アマチュア野球に新しい魅力を吹き込んでくれていることは間違いないなりね。

そんな欽ちゃん球団なりが、21日付けのスポーツ各紙にこんな記事が出ていたなり。「欽ちゃん球団に元メジャー右腕が入団」。スポーツニッポンによると、MAX147キロのストレートを投げ、2000年にインディアンスで登板経験のあるウィリー・マルチネス投手と、エクスポズ傘下の1Aでプレーしていた150キロ右腕のカルロス・モーリー投手が入団する運びとなったというなりよ。はて、何やら本格的な「補強」なりが、この獲得資金や年俸はどのように捻出されているのかという素朴な疑問を抱いてしまったなりね。

仮に欽ちゃんが全盛期に稼ぎまくって莫大な財産を抱えているとしても、個人で野球のチームを抱えるというのは恐らく不可能な話。当然、欽ちゃん球団にはスポンサーが付いているのだと思うなりが、どういった企業がバックに付いているのかは、あまり情報として伝わって来ないなりよね。元メジャーリーガーの補強費がどのように捻出されているのかが気になったついでに、欽ちゃん球団の経営面について、少し調べてみることにしたなり。

まず、これまで欽ちゃん球団について報じられてきたスポーツ各紙の記事から、分かる範囲で金銭的な記述部分を抜き出してみたなり。

・本拠地球場の改修費(1億円)
・球団事務所兼合宿所の購入費(1,500万円)
・茨城県野球連盟や日本野球連盟への加盟料や年会費など(年間120万前後)
・大会参加料(1大会につき2万円前後)
・選手の給料(0円=無報酬のボランティア)
・コーチの給料(0円=無報酬のボランティア)
・キャンプ費用(0円=キャンプ地の日向市がすべて負担)
・マスターズリーグ選抜戦の入場収入(バックネット裏:2000円、内野自由席:1500円、外野自由席:300円。観客動員数は18,000人)

思ったほど大した情報が出てこなかったなりが、分かっているのは本拠地球場の改修費の1億円は欽ちゃんがポケットマネーで捻出しているということ。名前は分からないなりが、複数のスポンサー企業が存在していること(その中のひとつが日本テレビという噂も)。球場や本拠地周辺施設の使用料に関しては茨城県桜川村がバックアップしているということなどなど。選手は基本的にはボランティアなので人件費がかからないことを考えれば、スポンサーの有無に関わらず、それほどムリの無い球団運営ができていると見ても良さそうなりか。

企業の野球部が次々とコストカットの名目で廃部になる中、欽ちゃん球団の在り方は今後のアマチュア球界の球団運営に関して、何かヒントになるかもしれないなりよね。これだけ低コストで、もし都市対抗野球に出場、そして将来的に優勝でもしてしまったら……。何やら夢は広がるなりが、そこまで夢を見て良いものかどうか(笑)。まずは4月9日の全日本クラブ選手権茨城県予選で欽ちゃん球団の実力が分かるので、普段野球に興味がない人も、ぜひご注目下さいなり。

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