ドジャースの石井一久投手のメッツ移籍が決定的に。

2005/03/20 11:54 Written by コ○助

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昨季はチームトップの13勝を挙げながらも、シーズン終盤からパタッと勝ち星を挙げられなくなり、リーグ優勝決定戦進出を賭けた地区シリーズからベンチ入りすることができなかった石井一久投手。ジム・トレーシー監督の信頼を得られなかった昨季の反省から、スタミナの強化と、長年封印してきたフォークボールの解禁をテーマに掲げながら、シーズン通しての活躍を誓っていたなりが、シーズン開幕が間近に迫ったこの時期にトレード話が急浮上しているなりよ。メジャーリーグの公式ページが報じたのを皮切りに、ロサンゼルス・タイムズなど複数のメディアが報じているなりね。

情報を総合すると、石井投手のトレード先となるのは松井稼頭央内野手の所属するメッツ。メッツはローテーションの一角を担う、通算118勝のスティーブ・トラクセル投手が椎間板ヘルニアの手術のために前半戦絶望となることが判明。先発投手の緊急補強を余儀なくされている状況なりが、そこでメジャー3年間で通算36勝を挙げている石井投手に白羽の矢を立てたなりね。ドジャースは先発投手が潤沢に揃っている上に、メッツから交換要員として提示されたジェーソン・フィリップス捕手が獲得できれば、ウィークポイントだった捕手の選手層の薄さが補えることから、石井投手の放出にも前向きだというなりよ。

まだ正式に発表されているわけでは無いなりが、石井投手はすでにドジャースのポール・デポデスタGMから「48時間以内にトレードが決まるかもしれない」との通告を受けており、石井投手も「拒否する理由はありません」と前向きに捉えているようなりよ。仮にこのままトレードが成立すれば、石井投手はメッツの一員として宿敵ヤンキースとのサブウェイシリーズに登板、松井秀喜投手との対戦シーンも見ることができるわけなり。また、石井投手と松井稼選手はオフにプライベートで何度も会うほど仲が良いようなので、2年目の飛躍を誓っている松井稼選手にとっても、心強い仲間が加入することになりそうなりね。

メッツは昨季ナ・リーグ東地区4位に低迷したことから、アート・ハウ監督を解雇し、ヤンキースのコーチを務めたウィリー・ランドルフ氏を新監督に招聘(メジャーリーグ史上4人目の黒人監督)。体制を刷新しただけでなく、大型補強に乗り出すなど、低迷打破に向けての意気込みをヒシヒシと感じるなりね。石井投手も今季はキャンプやオープン戦を通じて調子が良いようだし、そんなメッツの優勝に向けての原動力となることに期待したいものなり。

トレードが成立した場合、早ければ19日中(アメリカ時間)にも正式発表される模様。ペドロ・マルティネス投手やトム・グラビン投手といったメジャー最高峰の選手が揃ったメッツの投手陣に本当に加わることができるのかどうか。注目なりね。

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