東京・六本木の路上で女性の身体に抱きつくなどして、強制わいせつの現行犯で中西一善前衆院議員が逮捕されたのは3月10日のこと。この一件は国会議員の前代未聞の醜態として大きく報道されたなりが、その後の週刊誌や夕刊紙などの追記事によって、当日の中西前議員の行動が次第に明らかにされてきているなりね。まあその内容に関してはいろいろな記事を読んでみて欲しいなりが、17日の夕刊フジに「セクシーチャーハンで欲情？ H議員、犯行直前に注文」という記事が掲載されていたなりよ。ちょうどその日に、電車の中吊り広告で週刊新潮の「『中西ワイセツ代議士』が犯行直前に食べた『セクシー・チャーハン』！　作ったのは『山田まりや』の父親だった」という見出しを見て、友人と「なんだよセクシーチャーハンって！」と語り合っていたこともあって、妙にセクシーチャーハンが気になってしまったなりね（笑）。

夕刊フジの記事によると、セクシーチャーハンと中西前議員が結びついた経緯は、次のようなものだというなり。

・中西前議員が10日午前1時頃に六本木三丁目にある居酒屋「のんでこ」に来店。
・中西前議員は「のんでこ」の看板メニューの「セクシーチャーハン」を注文。
・「セクシーチャーハン」をテーブルに運んだ際に、中西前議員は泥酔して下半身を露出。
・あまりに泥酔していたので、店外に放り出すことに。代金の1,800円は回収できず。
・入店から退店までは15分くらい。その後、強制わいせつ事件を起こす。
・店を切り盛りする山田さん（山田まりやの実父）は「私がセクシーチャーハンを出したことで先生が欲情し、事件を誘発したかもしれない。そうであればとても恐縮なことです」と後悔の念で一杯らしい。

山田さんが大まじめにそう考えているのだとしたらそれはそれで面白いなりが、恐らくこれは夕刊フジならではのネタ記事のような気もするなり。まあ中西前議員の起こした強制わいせつ事件とセクシーチャーハンの因果関係はともかくとして、セクシーチャーハンという初めて聞く料理名には興味津々。夕刊フジの記事には写真も載っていたなりが、実際にこの目で見てみたくなったなりよ。「のんでこ」の経営者の小松孝之さんは「今回の件でメニューから外そうかと検討している」とコメントしているので、そう遠くない将来にこの世からセクシーチャーハンが姿を消す可能性もあるし。

「のんでこ」の情報はぐるなびに掲載されていたなりが、営業時間を見ると24時間営業とあるなりよ。六本木らしい営業時間なりねぇ（笑）。なので、コ○助も一通り仕事を終えた午前7時頃に、セクシーチャーハンを食べるべく「のんでこ」へと行ってみたなりね。朝からお酒飲むなんて、コ○助は初体験なり……。

お店は六本木駅（六本木交差点）から東京タワー方面に徒歩3分ほどの雑居ビルの中にあるなり。先日、里谷多英が騒動を起こした「911」というクラブのすぐそばにあるなりね。なにかと話題のエリアなり（笑）。エレベーターに乗って3階へと向かい、店内に入ると……午前7時だというのにほぼ満席状態。ザッと見回した感じだと、夜のお勤めを終えたような人たちと、三次会か四次会ムードの人たちばかりで、明らかにコ○助は場違いな雰囲気だったなりね。まあここは六本木。コ○助がこの街にフィットしていないだけなので、郷には入れば郷に従わなければ。

店内を見回すと、お目当てのセクシーチャーハンに関する貼り紙が目に入ってきたなり。そこには「当店イチオシ♂今日も元気で♀ セクシ〜チャ〜ハン ￥900 週に一度は！ 20歳未満お断り」と書かれているなりよ。あぁ、なんかこの緩い感じ（笑）。嫌いじゃないなり。そもそも居酒屋なのに「20歳未満お断り」と注意書きを書いているあたりにも、かなりネタ好きな人たちが経営している雰囲気を感じたなりよ。

セクシーチャーハンは看板メニューというだけあって、どこのテーブルでも注文している様子。ちょうどコ○助が入店する直前に席についたグループが、店員の山田さん（山田まりやの実父）と思しき人にセクシーチャーハンについて訊ねていたなりが、「え……えっと、お、オッパイに見立てて……えぇ、あとは男性のアレを……」と、何やら歯切れが悪い応対だったなりね。毎日何組もの客にセクシーチャーハンを出しているにも関わらずこの応対。絶対そのどもり口調はネタなりよ、これ……。

コ○助も早速セクシーチャーハンを注文することに。そうそう、説明が遅れてしまったなりが、セクシーチャーハンはオッパイに見立てたチャーハンの山二つの間に、男性器に見立てたフランクソーセージを挟み、ソーセージの端っこに「毛」に見立てた海苔を載せたもの。オッパイの乳輪部分はマヨネーズ、乳首部分は明太子で表現されており、セクシーというよりはわいせつな感じのチャーハンで、実に食欲を減退させる料理なりね（笑）。コ○助は写真で見てどんなものか知っていたので、「乳輪部分（＝マヨネーズ）を大きめに！」と言おうと思っていたなりが、いざ注文の段になったら恥ずかしくて言うことができず。我ながら腰抜けなり。

しばらくして出てきたセクシーチャーハンは、実際に見ると確かにオッパイに男性器が挟まったように見えるなり。上手いこと考えたなりが、このメニューが許されてしまうのは六本木であるがゆえなりか。味のほうはまあ普通のチャーハンとソーセージ。残念ながらセクシーチャーハンを食べたからといって、欲情することも無かったなり（笑）。

「のんでこ」は変なメニューばかりなのかと思いきや、そのほかのメニューは意外と普通に美味しい居酒屋だったなりよ。値段もそれほど高くはないし、24時間営業というのも便利。六本木を訪れる機会があって、かつほかの居酒屋の営業時間が終わってしまったような時には悪くない店かもしれないなり。まあ機会があれば皆さんもぜひ一度、セクシーチャーハンにチャレンジを。