ソニー、PSP用の動画ダビングが可能な新「PSX」2機種を発表。

2005/03/16 16:13 Written by コ○助

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在庫が少なくなるたびに「生産打ち切り説」が流れる「PSX」なりが、昨年12月に発売された2機種(DESR-7500、DESR-5500)も2月いっぱいで予定台数に達したために生産を終了。ソニーは「PSXの開発・販売は今後も続ける」とコメントはしていたものの、従来の「PSX」と同じスタイルではもう新機種は登場しないのではないか、と見る向きもあったなりね。でもそれも杞憂に終わったようで、4月15日に新機種が2バージョン投入されることが無事発表されたなりよ。

発表された2機種は従来機種のマイナーバージョンアップモデルなりが、PSPとの連携を強化したのが最大の特徴。簡単に2機種の仕様をまとめておくなりね。

・HDDが250GBの「DESR-7700」と160GBの「DESR-5700」
・PSPで採用されているメモリースティックビデオフォーマット(MPEG-4/AACステレオ)への動画変換が可能
・写真に音楽を付けてプロモーションビデオ風に作る「x-Pict Story」をそのままメモリースティックにダビング可能
・デジタルビデオカメラで撮影した動画をメモリースティックにダビング可能
・自動で予約時刻を修正してくれる「番組追跡録画」機能
・野球中継の延長などに対応する「スポーツ延長対応」機能
・DVD±Rは8倍速、DVD±RWは4倍速
・価格は「DESR-7700」が8万円前後、160GBの「DESR-5700」が6万円前後

注目するべきはやはりPSPとの連携が取れるようになったこと。メモリースティックビデオフォーマット(MPEG-4/AACステレオ)に動画変換する際の画質は768kbpsと384kbpsの2モードが用意されており、512MBのメモリースティックDuoの場合、768kbpsなら約60分、384kbpsなら約110分の動画をダビングすることができるというなり。「PSX」で録画したテレビ番組をPSPに移動して外で見る。なかなか理想的な環境じゃないなりか。

ただし、プレスリリースに掲載されている情報によると動画変換に要する時間は実時間に比べて「『768kbps』では約5倍、『384kbps』では約4倍の時間」がかかるとあるので、768kbpsで60分の動画を用意するには300分、384kbpsで110分の動画を用意するには440分の変換時間が必要ということなりか。やや実用的とは言い難いものがあるかも……?

もう少しエンコードが楽なら便利に使えそうな機能なだけに惜しい気もするなりが、まあ無いよりは有ったほうが良い機能。寝る前にダビングを仕込んでおくようなリズムが作れれば、十分に活用できそうなりか。PSPを所有していて、かつ「PSX」が欲しいという人はぜひ新機種をチェックしてみて下さいませ。

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