学習機器としての用途広がる「iPod」、教育現場での採用増える。

2005/03/06 15:56 Written by コ○助

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もはや携帯音楽プレーヤーの代名詞的な存在になっている「iPod」なりが、最近は純粋に音楽を聴くという用途以外に、学習機器として採用されるケースが増えているなりよ。大容量のHDDと携帯できるサイズ、パソコンとの連携の簡便さ、購入しやすい価格などなど、さまざまな「iPod」の特徴が学習機器としても魅力的な製品として認知されてきているなりね。

具体的には、語学学習の練習用に「iPod」を用いるケースが多いようで、学校側が生徒に「iPod」本体を提供し、語学学習の教材となる音声ファイルを授業で配布。そのデータを生徒が「iPod」に移して自宅や通学中など、いつでもどこでも勉強することができる環境を整えているなりね。これまでも語学学習用の携帯練習機器のようなものはたくさんあったなりが、「iPod」は汎用性が高いし、後からいくらでもデータの交換ができるのは従来の製品には無かった特徴。教育現場での導入が増えているのはうなずけるところなり。

実際の採用事例としては、例えば大阪女学院大学があるなり。大阪女学院大学は昨年から国際・英語学部の新入生全員に15GBのHDDを搭載した「iPod」を配布し、授業で使う全リスニング教材を「iPod」用のデータに置き換える試みを始めたなりね。この試みは「世界初」と言われていたなりが、わずか1年の間に、ほかの教育現場でも着実に採用事例が増えてきているなりよ。

ほかには例えば名古屋商科大学。名古屋商科大学は1992年から新入生にMacの本体を配布して「学生と教職員間の情報のデジタル化」に取り組むなど、アップル・コンピュータとは密接な関係にあることでも有名な大学なりが、今年4月からは新入生約1,000人に「iPod」も配布することが決定。語学教材として活用する方針を立てているなりね。

また、専門学校の東京リーガルマインドでは「iPod」を活用した通信講座を開設。あらかじめ全講義の内容(全178回の講義ならカセットテープ350巻分)を音声ファイル化して「iPod」に収録し、その「iPod」ごと通信講座の教材として販売することで、時間のない社会人でも自分の生活サイクルに合わせて勉強することができるようになったなりよ。「仕事をしながら勉強をしたい。だけど時間が……」という人は意外と多いだけに、こういった試みは嬉しいなりよね。

もともとアップル・コンピュータが教育現場の開拓に力を入れて来たという経緯があるからこそ、現在の教育現場における「iPod」の採用増加という状況があるのは確かなりが、こうした使われ方はアップル・コンピュータにとっても、教育現場にとっても、生徒にとってもメリットがあること。これからもどんどん採用されるケースが増えていきそうなりね。

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