古今東西、結婚するカップルあれば離婚するカップルあり。そんなことは当たり前なんですが、最近イランで裁判所に提出された離婚申請は珍しいケースではないでしょうか。

イラン女性のミナさん、36才。8年前に今の夫と結婚して子供も授かりましたが、最近になってこの生活に終止符を打とうと決心したのです。彼女の旦那さんはなんと、1年以上もお風呂に入っていないそうで、その臭いたるもの子供達も逃げ回るほど。奥さんとしても、とてもじゃないが耐え切れないのだそうです。

ちなみにこのご主人、結婚当時は正反対に異常なほどのきれい好きだったそうで。1日に3回シャワーを浴び、それこそ数分ごとに手を洗うほどだったとか。これってまるで、最近話題の映画｢アビエイター｣でレオナルド･ディカプリオ演じるハワード･ヒューズですね。ヒューズの場合、細菌恐怖症から極度の潔癖症、強迫観念妄想障害だったらしいですけど、ミナさんの旦那さんもこの精神障害だったのでしょうか。でも彼の場合は、ある日突然この潔癖症が反転。急に水が嫌いになって、朝の洗顔さえもしなくなってしまったんだそうです。

イランでは最近まで女性から離婚申請をすることが出来ず、たとえ離婚できたとしても、親権等の権利は男性に有利に働いているのだそうです。婚姻時に決められたメヘリエと呼ばれる離婚の際の慰謝料や、その後の養育･生活費なども微々たるもの。

そういった状況の中、今後の生活も保障されていないミナさんとその子供達。それでも離婚したいほどの体臭って、いやはや本当にすごいんでしょうねぇ……（汗）。