DVDレコーダーが大乱戦、松下電器産業のシェアが大幅低下。

2005/03/01 14:07 Written by コ○助

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昨年はアテネ五輪特需が起爆剤となって大幅に出荷台数を伸ばしたDVDレコーダー(HDD内蔵型、ビデオ一体型、HDD&ビデオ一体型も含む)。具体的な数字を見ると2004年の国内出荷台数は403万台となり、前年比で2倍と躍進しているのがハッキリと分かるなりね。台数が出れば当然価格も下がるため、DVDレコーダーの価格は昨年一年間で一気に下落。コ○助が一昨年の春に初めて購入したDVD&HDDレコーダーは12万円くらいしたなりが、最近は型オチのモデルなら3万円台から購入できる機種もチラホラと出てきているなり。5万円以内なら、かなり選択肢がある嬉しい状態になっているなりね。そのため、一家に一台どころか、最近では一家に複数台あるというパターンも増えているようなりよ。

出荷台数が伸びている背景には、この市場に参入するメーカーが増えてきたこともあるなりが、そのためにメーカー間の競争も激しさを増しているなりね。かつてトップシェアをひた走っていた松下電器産業は依然としてトップを死守しているものの、この一年間でシェアを大幅に落として決して安泰とは言えない状況になっているなりよ。

MM総研が発表した2004年と2003年のDVDレコーダー市場のメーカー別シェア比較を簡単に見ておくと。

【2003年】
1位 松下電器産業
2位 東芝
3位 パイオニア
4位 ソニー
5位 シャープ

【2004年】
1位 松下電器産業
2位 ソニー
3位 東芝
4位 パイオニア
5位 シャープ
(新規参入:三菱電機産業、日本ビクターなど)

特にソニーの躍進が目覚ましく、松下電器産業のシェアに迫るほどの勢い。指定したキーワードの番組を勝手に録画してくれる「おまかせ・まる録」機能を搭載した「スゴ録」や、プレステ2のゲームが遊べる上に一時叩き売り状態だった「PSX」は、あちこちのセールスチャートで上位に食い込んでいるのを目にすることが多いので、ソニーのシェア急伸も納得なりよね。コ○助の周囲にも昨年DVDレコーダを購入した人が多いなりが、やはり「スゴ録」を選択する人が多かったなりよ。実感としても「ソニーは売れてるなぁ」という空気が伝わってくるなりね。

ただ、こうしたDVDレコーダー市場の活況とは裏腹に、価格が下がっているためにメーカー的にはあまり旨味の無い商売になっているようで、今後は収益性を高めるために何らかの付加機能をウリにした高価格帯の製品とシンプルな低価格帯の製品に二極化していきそう。すでにWチューナーを搭載する製品を投入するなど差別化が進んでいるなりが、各メーカーがそういった製品にもっと取り組んでいくことになりそうなりね。

DVDレコーダーはその出荷台数を見ても、まだまだ普及していくことが確実視されている製品。昨年ほどの勢いは無いかもしれないなりが、今年も引き続きDVDレコーダーが家電全体の市場をけん引する役割を担いそうなり。

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