PDA並みの超小型Windows XP機「OQO model 01」レビュー。

2005/02/15 22:27 Written by コ○助

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「PDAくらいの大きさで、Windowsが普通に動くパソコン」という、出来そうでなかなか出来なかったマシンを世に送り出したアメリカのベンチャー企業のOQO。もともと2002年にコンセプトモデル「Ultra Personal Computer」を発表して大きな話題を呼び、世界中のPDAやパソコンマニアから絶賛を浴びていたメーカーなりね。コ○助もPDAを買っては使わなくなって、ということを繰り返してきたダメなPDAユーザーなので、「Ultra Personal Computer」を初めて見たときには衝撃を受けたなりよ。パソコンといちいち連携させる必要がない、PDAサイズのパソコンの登場を心から待っていたのだ、と。

それからしばらく沈黙の期間が続き、一時は「もう発売されないのではないか」との噂も流れていたなりが、昨年1月の「International CES 2004」でバージョンアップした「Ultra Personal Computer」を発表。そして昨年秋にようやく製品版「OQO ultra PC model 01 Windows XP Pro」が全米で発売され、日本でも個人輸入をして日本語化して楽しんでいる人をチラホラと見かけるようになったなりね。コ○助は依然としてこの製品には興味を抱きながらも、まだちょっと価格と敷居が高いかな、という意味で購入するかどうかは保留中。日本語化とかするのが手間っぽいので、じっくりといろいろなレビューを読み込んでいるところなり。

そんな「OQO model 01」なりが、インプレスに詳細なレビュー記事が出ているなりよ。サンプルを借りたレビュー、ではなく、編集部員が実際に購入して、愛着を持って使い込んだ上でのレビュー記事ということで、参考になることが多々見られるなりね。

「クレジットカード2枚分ほどの、PDAのサイズにWindow XPマシンをぎゅっと縮小してしまった感じだ。しかし小さいながらもQWERTY配列のフルキーボードを搭載し、テンキーもついている」
「液晶ディスプレイを上方向にスライドすると、下からキーボードがあらわれる」
「OQOの小さな筐体にもかかわらず、周辺機器接続の拡張性を確保する手段としてBluetoothが搭載されているのも魅力だ」
「私が1番ショックだったのは内蔵無線LANの感度がかなり低いことだ」
「OQOの本体にPCカードスロットがないのも弱点といえば弱点だ。例えばCFタイプのAIR-EDGEカードやLANカードなどの周辺機器はOQOでは利用できない」
「タッチパネルの精度が悪く、あまり使いやすくないのも弱点であるが、TrackStikとBluetoothマウスを使っているのであまり不便を感じずにすんでいる」

全体的には、小さい筐体に機能を凝縮したがゆえの弱点があることは認めつつも、テキスト打ちやメールなどが主用途ならば、かなり「使える」製品、ということのようなり。PCカードスロットやメディアスロットが無いことに不安を覚えるのは確かなりが、まあ単に通信したいだけなら、USB接続型のPHSもあるなりからね。Bluetooth対応の携帯電話などを持っていなくても、なんとか対応できそうなりか。

この製品は、機能面よりもとにかく小さいことが重要。QWERTY配列のフルキーボードが液晶の裏からスライドして出てくる構造も素晴らしく、モノ好きにとっては興味をそそらないわけにはいかない製品なりよね。

価格が20万円台後半とかなり高めなのがネックなりが、コ○助もウォール真木経由で輸入できないかと、少し検討してみたり……。「OQO model 01」が気になる人は、レビュー記事をぜひご一読下さいませ。

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