堀江貴文社長出演の「平成教育2005予備校」が放送中止に。

2005/02/10 11:12 Written by コ○助

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8日にニッポン放送株の発行済み株式の29.6%にあたる972万270株の取得を突如発表。すでに取得していた175万6,760株(発行済み株式の5.4%)と合わせて35%の株を持つ大株主になることで、ニッポン放送の経営に参画し、ネットとラジオを融合することで業界最大手のYahoo! を追撃したいとの構想を披露したライブドアなりが、グループの中枢企業をいきなり乗っ取られそうになっているフジサンケイグループは激怒しているなりよね。ライブドアが申し入れている業務提携についても、フジテレビの日枝久会長は「普通、提携するならまず話し合いだ。いきなり株を買ったと言われても、そういうのには乗らない」と不快感を示すなど、対立の構図がくっきりと出てしまっているなり。

フジテレビは21日までにニッポン放送の完全子会社化を目指して発行済み株式の公開買い付けを実施している最中なりが、ライブドアの横やりが入ったことで戦略に大きな狂いが生じているなりね。当初は最低でもニッポン放送株の50%以上の株式を取得して完全子会社化、従来の「会社の規模が小さいニッポン放送が『フジテレビ株の約22.5%を保有する筆頭株主』というねじれた構図」を解消する予定だったなりが、対応策を考えているうちにライブドアはさらに3%程度の株を買い増し、取得した株は38%前後に。ほかの大株主からの買い取りを呼びかけているライブドアが、過半数の株を手にしてしまうのも時間の問題のような流れになってきているなり。

そんな状況の中、堀江社長がレギュラー出演しているフジテレビ系バラエティー番組「平成教育2005予備校」の13日分の放送が中止されることが明らかとなったなり。中止の理由は表向き「視聴率の向上を目指した編成上の戦略」としているなりが、今回の一件が全く関係ないとは考えにくいなりよね(笑)。まあ平均視聴率11%前後の番組が一回分飛ばされたところで大した影響は無いなりが、煽りを食ったかたちと言えそうなり。ちなみに20日以降の放送に関しては「今後検討する」と言うにとどめており、どうなるのかは流動的。普通に考えたら、堀江社長はレギュラー降板ということになりそうなりか。

今後の展開が気になるところなりが、両社の間で考えられる選択肢は、簡単にまとめるとこんな感じなりか。

1.フジテレビがライブドアからニッポン放送株を買い取る。
2.フジテレビがほかの株主から株をかき集め、ニッポン放送株の過半数を死守。
3.フジテレビが折れて、ライブドアとニッポン放送が業務提携。
4.ライブドアがニッポン放送株の過半数を取得、経営権を握る。

いずれにしてもフジテレビにとってみれば大いなる誤算。資金調達にも問題が生じる可能性が高いし、最終的には3番に落ち着くしか無くなるなりかねぇ。日枝会長は業務提携には断固拒否の姿勢なりが、果たして今後どうなっていくのか。続報に注目しておきたいところなり。

☆堀江社長、ブログで「ありえねー」。
今回の「平成教育2005予備校」の放送中止を受け、堀江社長が自身のブログ「社長日記」にコメントを寄せているなり。

「日曜日の私がレギュラー出演している、平成教育2005予備校は中止にされてしまったようだ。うーん、凄いことやるなあ。そんなのってあり?ありえねーとか思ってしまった。視聴率取れると思うんだけどなあ。まあ録画だけどさ。他局が激しく報道しているのに、フジテレビではほとんど報道されなかったらしいし。これじゃあ政治家に番組内容を歪曲されてしまう、某国営放送と同じじゃないのか。まさかとは思ったが残念である。資本力にあまり影響されるべきではない、報道やら番組構成やらを自ら歪曲してはいけないだろう。」

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