「レバ刺し」に食中毒の恐れ、厚生労働省が注意呼びかけ。

2005/02/09 14:20 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


昨年11月に北海道で豚の内臓を食べた6人がE型肝炎に感染したというニュースが流れ、レバ刺し愛好家のコ○助もさすがに豚のレバーは生では食べないように気を付けて来たなりが、今度は牛のレバ刺しにもストップがかかったなりよ。厚生労働省の研究で、生食用の牛レバーの内部に食中毒菌のカンピロバクターが存在することが明らかとなったなりね。豚に続いて牛もダメ……。レバ刺し愛好家に悲報が相次いでいるなり。

厚生労働省によると、従来カンピロバクターは肝臓の表面にだけ付着すると考えられていたため、表面をよく洗浄すれば生食も可能だとされて来たなりが、研究によって肝臓の内部にもカンピロバクターが存在することを確認。カンピロバクターが原因で重症化するケースは稀のようなりが、腹痛や下痢、発熱といった食中毒症状を引き起こし、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児は危険性を伴うため、食べないように勧告をしているなりね。

とはいえ、レバ刺しは焼肉屋などの定番メニュー。「そんなことを言われてもすぐには止められない」という人もいるかと思うなりが、カンピロバクターと牛レバーについての情報をまとめた「牛レバーによるカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」というページが厚生労働省のサイトに掲載されているので、いくつか参考になる部分を抜粋して、どの程度危険なのかを確認しておくと。
・カンピロバクターに感染するとどんな症状になるのですか?
症状については、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などであり、他の感染型細菌性食中毒と酷似します。多くの患者は1週間で治癒し、通常、死亡例や重篤例はまれですが、若齢者・高齢者、その他抵抗力の弱い者は重症化の可能性が高いことに注意が必要です。また、潜伏時間が一般に2〜5日間とやや長いことが特徴です。

・牛の生レバーは安全ですか?
今日の食肉処理の技術では食中毒菌を100%除去することは困難とされています。このため厚生労働省では、食中毒予防の観点から若齢者、高齢者のほか抵抗力の弱い者については、生肉等を食べないよう、食べさせないよう従来から注意喚起を行っています。なお、通常の加熱調理を行えばカンピロバクターや腸管出血性大腸菌などは死滅するため、牛レバーを食べることによる感染の危険性はありません。
と、いうことなので、加熱処理すれば安心、生で食べても食中毒と闘う覚悟があれば大丈夫! ……って、全然大丈夫じゃないなりね(笑)。O157のときにも焼肉屋でレバ刺しの提供を自粛する動きがあったなりが、今回もひょっとするとそんな流れになるかも……。しかも、厚生労働省が「今日の食肉処理の技術では食中毒菌を100%除去することは困難」としている以上、新しい技術が確立されるまでは、レバーの生食に対する危険性は延々と変わらないということなりか。これはまずいことになってきたなりね。

とはいえ、それが肉類だろうと魚類だろうと、生食には必ず危険が付きまとうもの。牡蠣だって、食中毒になる可能性があることを分かっていながら、モリモリ食べているなりからね(笑)。リスクを冒すから美味さも倍増、ということもあるし、あくまでも自己責任で食べて下さいませ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.