ローカーブ・ダイエット、全米で早くも下火か。

2005/02/09 13:34 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール家の平均的な夕食メニュー(ダンナ編)。

月曜日:チーズ・ハンバーグ(つなぎ一切ナシ、マヨネーズとマスタードたっぷり)ゆでブロッコリー、サラダ、シュガーレス・ゼリー。

火曜日:ゆで鶏の醤油味、ゆでブロッコリー、サラダ、シュガーレス・チョコレート。

水曜日:ハム(もちろん厚切りで……)、ゆでブロッコリー、サラダ、リンゴ。

木曜日:ステーキ、アスパラ、サラダ、シュガーレス・ゼリー。

金曜日:ローストビーフ(2.5キロのかたまり半分を1人で平らげる……)、アスパラ、ニンジン、サラダ、シュガーレス・チョコバー。

うーむ、こうやって並べるだけで胸焼けが……。本当に肉・肉・肉ばっかりなメニューですねぇ。それもそのハズ。ウォール家では今ダンナがローカーブ・ダイエット中なのです。炭水化物を極力取らないように気を付けて、主食はもっぱら動物性たんぱく質。その効果のほどはといいますと、カロリーは普段より多めに取っているハズなんですが、なんと今までに13キロほど減量に成功。確かに細くなったよ、ダンナ!

でも私と娘達は米食、パン食が大好きです。とてもじゃないけど、上の様な献立には付き合っていられません。なので私達はカレーライスだの、納豆ご飯だの、パスタだのと、それこそ自由に食べてます、えぇえぇ(笑)。しかし毎晩2種類の夕食を作らなきゃならないって、結構面倒です。その分食費もかかってるみたいだし……。実はダンナには、さっさとこのダイエットを止めて欲しいと思っていたりもして。

前置きが長くなりましたが、アメリカ人の大好きな肉をたっぷり食べて、それでも痩せるという、ミラクルなこの低炭水化物ダイエット。一時は全米の1割にも及ぶ人口がこの食生活を実行していたのだそうです。しかしここに来てその人気にかげりが見えてきたんだとか……。やっぱりパンやジャガイモも楽しみたい!と思う人が増えてきたってことでしょうか。

アメリカの政府も最近、穀物の摂取について「全粒粉を毎日85グラム以上取ること」とするガイドラインを発表。これが追い風となり、パン業界では軒並み売上げが回復してきているとか。全米チェーンのスーパー「クルーガー」の統計でも、パンの他にパスタや穀物系野菜の売上げも上昇の兆しを見せているんだそうです。

ダイエットはいつの時代でも流行がありますが、突然人気の出たローカーブ・ダイエットなどの方法は、その分廃れるのも早いということでしょうか。アメリカのダイエット業界はもしかしたら、すでに次のトレンドを模索しているのかもしれませんね。

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