新札発行で存在感薄れる二千円札、どこへ行った?

2005/02/06 22:16 Written by コ○助

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2000年7月の発行開始から4年半が経過しているというのに、依然としてほとんど流通していないように見える二千円札。皆さんの財布には二千円札、入っているなりか? コ○助の財布には新札はたくさん入っているなりが、残念ながら二千円札は年に一回くらいしかお目にかかってないなりよ。これまでただでさえ存在感が薄かったのに、新札発行によって、さらに存在感が無くなってきているなりよね。

二千円札がなかなか流通しないことについては定期的に話題に上るなりが、どのタイミングで語られる内容もほぼ同じ。「手元にないから使わない(消費者)→使わないから流通しない(日本銀行)→流通しないから機械を対応させない(企業)→機械が対応しなくて不便だから使わない(消費者)」という、まさに抜け道のないスパイラルに陥っているなり。日本銀行は二千円札の発行開始当初は普及に躍起となっていたなりが、最近は新札の対応に手一杯ということもあって、二千円札に関しては特に普及に向けての策は練っていないようなりよ。

ただ、2〜3年前から少しだけ事情が変わってきていて、コンビニATMの普及に伴って、二千円札の流通量も着実に増えてはいるなりね。これは狭いコンビニの店内で、効率よく現金を収納しておくのに二千円札が便利なためで、コンビニに設置されたATMでは千円札の倍の金額を収納できる二千円札を採用しているケースが目立つなり。試しにやってみると良いと思うなりが、コンビニATMで2,000円で割り切れる金額を引き出すと、結構な確率で二千円札が出てくるなりよ。手っ取り早く二千円札が欲しいなら、コンビニATMに行ってみるのが良いかと。

とはいえ、自らの意思で両替しにいくようでは、到底普及していると体感することはできないなりよね。日本銀行の発表では、2004年末時点での二千円札の発行枚数は5億枚。新札を含めた五千円札の発行枚数が5.5億枚(旧札4億枚、新札1.5億枚)なので、それに匹敵する枚数が世に出ているわけなりが、二千円札と五千円札では町中での遭遇率が全然違うのはいったいなぜなりかね……。

描かれた図柄が「沖縄の守礼門」「源氏物語絵巻」「紫式部日記絵巻」と、ほかの紙幣に比べると非常に個性的な二千円札。故・小渕恵三首相が残した「遺産」とも言える二千円札が広く流通する日は、いったいいつ来るなりかね。皆さんは二千円札、日常的に見かけているなりか?

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